文春文庫<br> 青春を山に賭けて

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文春文庫
青春を山に賭けて

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  • サイズ 文庫判/ページ数 254p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167178017
  • NDC分類 914.6

出版社内容情報

ドングリとあだ名されていた著者が、無一文で日本を脱出し、ついに五大陸最高峰のすべてに登頂、アニマル植村と称されるまでの型破りの青春を語り尽した感動篇!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nonpono

56
どこか旅先で読んだんだ。心が踊った。大学の山岳部に入りドングリとからかわれていた青年が世界の山を目指していく。南米に船で渡りその中での恋の描写も好き。登山家は情熱的じゃなきゃ。登山費用を稼ぐためにスイスのスキー場へ。前へ前へ。たまたま手伝おうと思っていたエベレスト遠征では頂上へ。その運の強さと仲間へ申し訳ないと思う優しさ、登山での発想力。エスキモーにも自ら飛び込んでいく。小さなわたしにエベレストを、世界の山を冒険を教えてくれました。まさか自分が登山に夢中になるなんて思わなかったけど、大切なわたしの蔵書。2025/02/24

りんご

41
植村直己、冒険家。「冒険家て!」と今聞くとふふっと笑いそうになりますが、冒険家以外に言いようがない。(次はこれをやってみたい)(いつかあそこに立ちたい)名声を求めるわけでなく、とにかく自分がワクワクするから。理由はそれだけ。本のクライマックスはやはり五大陸最高峰を踏破するところだが、“登頂の感激より次の夢が膨らんでくる”。ご存知の通り、彼は冒険から帰らないままです。知ってて読むと涙が溢れます。それにしても飾らぬ、カッコつけない文章が気持ちいい。絶対に自分がいけない場所に行った気になれました。2022/03/17

Kajitt22

40
不世出の冒険家、登山家、植村直己の二十歳台の軌跡。チリチリするような青春の日々が、かざりけのない文章から伝わってきて、またしても一気に読めた。フランスアルプスのモルジンヌ、ヒマラヤのゴジュンバ・カン、ケニヤのサファリとキリマンジャロ、南米アコンカグア、アマゾンそしてアラスカ。植村直己はきちんと日記をつける人だったのだろう。青春冒険紀行の聖典です。再読2018/05/15

ちぃ

33
上司に借りた本。冒険譚もすごいけど、それを成し遂げるための熱意と行動力、人を味方につける力がすごい!亡くなるとき彼は何を思ったのかしら。植村さんについてもっと知りたくなった。2018/03/13

そふぃあ

29
kindleの日替わりセールで購入。29歳で五大陸最高峰全制覇とか桁外れに凄すぎる。その合間に60日間アマゾンいかだ下りしていたとか、信じがたい。植村さん本人は、幸運や人に恵まれたからと控えめな態度だけれど、こんなにひたむきに夢を追っている人を、応援せずにはいられないのが人の情だと思った。2015/11/10

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