文春文庫<br> 三陸海岸大津波

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文春文庫
三陸海岸大津波

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  • サイズ 文庫判/ページ数 191p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167169404
  • NDC分類 453.4
  • Cコード C0195

内容説明

明治29年、昭和8年、そして昭和35年。青森・岩手・宮城の三県にわたる三陸沿岸は三たび大津波に襲われ、人々に悲劇をもたらした。大津波はどのようにやってきたか、生死を分けたのは何だったのか―前兆、被害、救援の様子を体験者の貴重な証言をもとに再現した震撼の書。

目次

1 明治二十九年の津波(前兆;被害;挿話 ほか)
2 昭和八年の津波(津波・海嘯・よだ;波高;前兆 ほか)
3 チリ地震津波(のっこ、のっことやって来た;予知;津波との戦い)

著者等紹介

吉村昭[ヨシムラアキラ]
1927年、東京生まれ。学習院大学中退。66年「星への旅」で太宰治賞を受賞。同年「戦艦武蔵」で脚光を浴び、以降「零式戦闘機」「陸奥爆沈」「総員起シ」等を次々に発表。73年これら一連のドキュメンタリー作品の業績により第21回菊池寛賞を受賞する。他に「ふぉん・しいほるとの娘」で吉川英治文学賞(79年)、「破獄」により読売文学賞、芸術選奨文部大臣賞(84年)、「冷い夏、熱い夏」で毎日芸術賞(85年)、さらに87年日本芸術院賞、94年には「天狗争乱」で大仏次郎賞をそれぞれ受賞。97年より芸術院会員
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

521
残された資料と、インタビューを基盤としつつ、津波の様子には作家的想像力を加えたセミ・ドキュメンタリー。直接に取材の対象となったのは1896年、1933年、1960年の3度の津波だが、この地域は歴史記録にも何度もの津波の記録がある。まず三陸沖はプレートのズレから、何十年かに一度は必ず海底地震が起こる。その結果津波が押し寄せるのだが、リアス式海岸の地形は津波の高さを一層増幅させるようだ。それでもそこに住まねばならない以上、万全の対策が必要だろう。この地に原発を造ったのは、過去の経験を全く顧みないものだ。2016/03/10

やすらぎ🍀

257
昭和45年に上梓された本書。吉村昭さん43歳のときである。一切脚色せず、事実を聞き集めて伝承する。だからこそ読者は、厳しい現実と向き合うことができる。明治29年、昭和8年、35年、語り継がれた体験談が数多く載っている。改めて認識することは、安全だろうと思いこまず、深夜であっても一刻も早く、少しでも高台に駆け上がること。ありふれた感想になってしまうが、真に大事なこと。文末、住民の意識は高まり今後も被害は減るだろうと期待を記す。著者は2006年逝去され2011年を迎えてしまったのか。やるせない気持ちになった。2024/01/18

いつでも母さん

191
「災害は忘れたころにやって来る・・」災害があった後必ず耳にする言葉。何度も辛い教訓から人間は学ぶ。が、それでもまた災害は起こる。明治29年と昭和8年の大津波に襲われた三陸を取材し、記録した吉村昭の本作を今3月11日を前に読了した。10mの大防潮堤を越えて津波に襲われた田老町を、映像で見た私たち。そこで暮らして来た住民の思いは千々に乱れるだろう。第10刷が2011年4月・・吉村作家が亡くなったのはそれより前の2006年。どんなことを思っただろうと思いを馳せた。2022/03/08

さんつきくん

179
「津波は時世が変わってもなくならない、必ず今後も襲ってくる。しかし、今の人達は色々な方法で警戒しているから、死ぬ人はめったにないと思う」。この言葉は明治29年三陸地震、昭和8年三陸地震、昭和35年チリ地震の3つの津波を乗り越えた岩手県田野畑の男性の言葉である。ノンフィクション作家吉村昭さんが三陸地方をこまめ歩いて取材し、記した一冊。女川に生まれ育ったけど3.11前でも体験談として話題になったのはチリ地震津波くらい。1896年と1933年の津波経験者の体験談は貴重だと思う。2013/02/24

ちび\\\\٩( 'ω' )و ////

175
明治29年、昭和8年、35年。青森・岩手・宮城の三県に渡る三陸沿岸は、三たび大津波に襲われ、人々に悲劇をもたらした。前兆、被害、救援の様子を体験者達の貴重な証言をもとに再現した記録文書的な内容。これも凄い、、。7年前の東北の大震災を即思い描いた。三陸沿岸の北東部は海底の大断層(プレート)があり、その摩擦(ズレ)によって地震が発生したとは聞いていた。地震も恐ろしいがその後の津波である。とんでもない津波だ。自分が実際見たことのある大きな津波ってせいぜい1〜2mほどです。10m以上の津波なんてとんでもない!2019/01/09

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