出版社内容情報
江戸に押込み強盗が続発、三味線流しおきんの結び文が「かわせみ」へ届けられ、解決の糸口となる。表題作他、しみじみ江戸を描く七篇
内容説明
江戸市中では押込みが続発していた。そんな折、三味線流しおきんの結び文が『かわせみ』へ届けられ、事件は解決をみる。表題作ほか、大名家の姫君の江戸見物を描いて名作の聞こえ高い「岸和田の姫」など7篇を収録。大川端の旅籠『かわせみ』の女主人るいと恋人の東吾、八丁堀同心、畝源三郎の名トリオがおくる人情捕物帳シリーズ。
目次
酉の市の殺人
春の摘み草
岸和田の姫
筆屋の女房
夜鴉おきん
江戸の田植歌
息子
源太郎誕生
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
42
源さんが父親になるのが驚きでした。きっと良い父親になるんでしょうね。2023/01/22
椿
3
再読。御宿かわせみシリーズ第12作。「岸和田の姫」が印象深い。「源太郎誕生」で幸せな気持ちに。おめでとう〜!2014/11/18
めぐみこ
2
花姫さまは素敵な姫様。幸せになるといいなあ…。2010/06/03
さきとし
1
「息子」が一番のお気に入り。小源太はきっといい大工になる。 天野宗太郎がちょくちょく出てきて、いい味出してる。2016/08/31
まふむ
1
天野宗太郎と東吾のやりとりが好きです。前の話に出てきた人物の再登場が多くて、どういう話に出てきた人なのか忘れがちです。再読したいと思いつつ、なかなか出来ないのがもどかしいです。2014/06/16