文春文庫<br> 彩の女 〈下〉

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文春文庫
彩の女 〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 362p
  • 商品コード 9784167168049
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

空飛び猫

6
追いつめられる二人。 それぞれの選んだ未来。2017/04/30

活字ジャンキー

5
性分にせよ意固地になり過ぎている佳奈であったが、自己の幸せを優先することが母の願いであり、佳奈が生きていく上で必要な才だろう。自分の首を締める変なプライドは棄てるべきですね。文体が日本語のもつ艶かしさと慎ましさを際立たせ愛憎渦巻く下巻もしっとりと堪能致しました。2021/04/20

びび

0
上巻から一気読み。相変わらずせい子さんがぶっ飛んでる!あなたの生き方、極端すぎ~!でもこれだけ振り切っている人物をかけるからこそ平岩作品はやめられない。あと引くうまさ。十分面白いないようであったが、欲を言えばか香子親子の悪事に対する「制裁」があればなおよし。でも、面白かった~。2023/12/16

ITSUMI

0
この著者の特徴として、主人公は儚く善良過ぎ、主体性に欠けるので、イライラしてしまう。周りにはいつも押しが強く意地悪な人間がいて、最後は殺人や自殺など悲劇的に終わるパターン。それが、何十年経っても記憶として残っているのが凄い。最近の小説は、読んでいるときは引き込まれても、読後に「はて?」と思うものが多いので。映像化された「花祭」など十朱幸代の美しさ、ラストの飛び降りシーンなどは今も心に残っている。さて、この作品では、どんどん魅力を失う福原、自殺を仄かし場所まで示唆しているせい子を止められない末次にガッカリ。2023/01/10

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