内容説明
江戸を高波が襲った夜、人気絵師・喜多川歌麿の女房が惨殺された。歌麿の絵に込められた風刺を憎む幕閣から妨害されながらも、事件の真相を追う同心・仙波の前に、やがて明らかとなる黒幕の正体と、あまりに意外な歌麿のもう一つの顔とは!?浮世絵研究の泰斗でもある著者が、満を持して放つ傑作時代小説。
著者等紹介
高橋克彦[タカハシカツヒコ]
昭和22(1947)年、岩手県盛岡市に生れる。早稲田大学商学部卒業後、美術館勤務を経て、58年「写楽殺人事件」で第29回江戸川乱歩賞を受賞。その後、61年「総門谷」で吉川英治文学新人賞、62年「北斎殺人事件」で日本推理作家協会賞、平成4年「緋い記憶」で第106回直木賞、12年「火怨」で吉川英治文学賞を受賞。また、浮世絵研究家としても知られ、著書に「浮世絵鑑賞事典」などがある
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