出版社内容情報
3度の“改名”を経て今に至るサンクトペテルブルク、ミャンマーが同じ意味の「ビルマ」の名を捨てた理由…長年親しんだ地名が変わる意外な事情とは? 地名から歴史のダイナミズムを楽しめる本!
著者情報
1961年生まれ。大学卒業後、新書系の出版社に勤務。現在は、歴史、地理、世界と日本、文化などの分野を得意とするライターとして精力的に執筆活動を行なう一方、地方で実業にも携わっている。
内容説明
「そういえば、すっかり耳にしなくなったな…」そんな消滅した地名・国名に秘められた、驚きの来歴を発掘。意外すぎる史実を愉しむ本!
目次
1章 覇権争いの末に消えた欧米の地名
2章 権力者の凋落とともに消えたロシア・ウクライナの地名
3章 異文化の交差点ゆえに消えた中央アジアの地名
4章 王朝の栄枯盛衰に沿って消えた中国の地名
5章 西欧文明と衝突して消えた東アジア・東南アジアの地名
6章 複雑な宗教・民族の事情で消えた南アジアの地名
7章 植民地支配からの脱却で消えたアフリカの地名
著者等紹介
内藤博文[ナイトウヒロフミ]
1961年生まれ。大学卒業後、新書系の出版社に勤務。現在は、歴史、地理、世界と日本、文化、娯楽などの分野を得意とするライターとして精力的に執筆を行なう一方、地方で実業にも携わっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
雲をみるひと
23
使われなくなった地名に焦点を当てた世界地理のトリビア集。各エピソードが短く纏めらていて読みやすいが、正直、有名なエピソードがどこかで見た内容が大半の印象。この手の本をあまり読んだことない人向けの軽い読み物かと思う。2023/04/23
ソラ
13
導入としては良い本。 あくまで導入なので表層だけの話となるので興味を持った事柄に対しては物足りなさを感じる。2023/05/03
とめきち
0
シッキム王国、ムスタン王国は初めて知りました。一日で消えた地名もあり変遷を辿っていくのも面白いですね。読み終えて一番に思うのはイギリスとフランスがムチャクチャしているなということですね。2023/12/17
Bookcover
0
幼少時、アフリカの飢餓問題がニュースを席捲していたころ、「ビアフラ」という国名をよく耳にしたものでした。あの国はどうなったんだろうと思い出して調べてみれば、なんと2年で消滅したという。国名や国境が変わったからと、古い地図帳を不要とみなして廃棄してしまっていたけど、捨てなきゃよかったと後悔することしばしば。歴史が刻まれた地名に「不要」なものなどあるはずもなく。2023/03/06