出版社内容情報
「飲んで、食べて、おしゃべりをして」21世紀の町・女性主役の町コウベを舞台に自由奔放に楽しくひとりだちしている女性たちの活躍ぶりをいきいきと描いた長篇小説
内容説明
「ファッションだけでなく、私はこの町に出版文化も興れかし、と願っている。女がノビノビ生きられる町こそ、これからの21世紀の町だと信じている。『ダンスと空想』を書いている間、たえずそのことが、あたまにあった」。神戸を舞台に自由奔放に生活している独身女性の活躍ぶりをいきいきと描く長篇小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あきちゃん
4
たぶん20代の頃に読んだ本だと思う(笑)。図書館の除籍本もらってきた~ぁ。(寄贈されたけど書き込み等があって並べられないものとかもらえます♪)若い頃は、一人で機嫌良く生きていけるこんなおばちゃんたちになりたかった。ケド、そんな実力も覚悟もなかった私は(たぶん)フツーのおばちゃんになった。それはそれで幸せ(*^_^*)2014/10/24
miya
3
久しぶりの田辺聖子ワールド。これがかかれた80年代は女子は30代でハイミスやってんなぁ。。。兵庫育ちの私には神戸の物語は嬉しい安心がある。30年で社会は変わるなぁ。30代が今の40代くらいの感覚のような。何より大人と社会の余裕がバブル前と後で決定的にちがうと感じる。田辺聖子が今の女子を書いたらどんな話が読めるのかとふと思う。2011/01/23
Akiko Kobayashi
0
今の私の販売や製作に関する考え方って、ここから来てるのが多いんだなーとしみじみ(´-ω-`)でね、このコーベはもうないんだよなって思いました。「直下型地震が来たら何もかもなくなるし」なんてセリフを読みながら、来ると思っていなかったから書けたんだろうな…とか。分からんけど。手放すのに躊躇するなー2018/03/19