文春文庫 中年の眼にも涙

文春文庫<br> 中年の眼にも涙

妻には軽視され、子には無視される中年亭主の往く道は、茨険しき老いの坂。ここで一花咲かせたや中年男七人の辿る人生花模様。中年男の心意気を描く傑作連作小説

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

面白かったです。中年男性の哀愁が感じられました。家庭もあり、満足するはずの日常がありながらも何処かしらで抱える孤立感というのがあるのですね。女性と違い、色々としんどいことも多い中年男性。そこにこそドラマがあることを見たような気がします。2017/05/05

Ayanosuke

共感できない、嫌悪感すらおぼえるのは、私が中年でも男でもないからか、と思うけど、作者は女性なんだよなぁ。2012/12/06

ゴリゾウ

何となれば、孤立感こそ「中年」の特徴だから・・。中年というものは、家庭内の孤立感に加えて、自身の健康の折り返し地点でもある（P265） #11801991/07/13

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