文春文庫<br> 異人館周辺

文春文庫
異人館周辺

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  • サイズ 文庫判/ページ数 250p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167150143
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

旅情をかきたてるミナト神戸・異人館の丘。しかし、その陰には国際都市特有の、恋と密謀のドラマが絶えない。推理・神戸シリーズ

内容説明

波止場から異人館の丘にいたるトーアロードには、明治の初めから百年余の歴史がある。この多民族の住みつく町は、表から見ればエキゾチックな旅情をかきたてる町だが、裏にまわれば多くの実らざる愛と宿命と密謀とのドラマが渦巻いている―。ミナト神戸に生まれ育った著者が紡ぎだす、九篇のロマンティック・ミステリー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hirayama46

6
海外の人々が集う街である神戸を舞台に展開されるミステリよりの連作短編集。一作ごとの分量は短めですが、狭義のミステリというよりは、幅広い物語として趣向を凝らしていて楽しめました。表題作だけちょっと雰囲気が硬いかな……と思ったら、発表時期が一作だけだいぶ古かったのですね。なるほど。2020/05/30

hideiz

2
ノンフィクションか?と思うほど自然で叙事的な描写。作者の特徴なのだろう。また、実際の出来事に取材した内容も多いのではないだろうか。古き良き神戸、異人館あたり・・・と思って読み進むと、急に雰囲気が変わり、人が死んだり、謎が湧き出したりする。サスペンス色もこの作者のいいところ。余白を残す終わりかたもいい。すごく面白い。みんなもっと読まなきゃ。2015/03/05

kanamori

0
☆☆★2011/10/17

1977年から

0
1990年

影実

0
「崖門心中」「蟹の眼」「秘閣の梅」「金に換えず」「夾竹桃の咲く家」「地天泰」「梅花拳」「パンディット」「異人館周辺」の急変を収録。どの作品も短いながらロマンティックな内容で、読後の余韻も素晴らしい。「崖門心中」「金に換えず」「夾竹桃の咲く家」が特に好きだった。2010/04/07

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