出版社内容情報
愛に仕事に激しく生きた情熱的女たちを、本人あるいは身近な人々が綴る愛の記録。美智子さまの時代から吉本ばななまで四八名登場
内容説明
戦火と貧困、差別に苦しんだ非民主的な時代を女たちはいかに生き抜いてきたか。封建的時代のなかから今日の逞しい“自立した女たち”を育んできたのは、涙ぐましい先達たちの努力である。宿命に抗し、時代に翻弄されながらも、妥協することなく、愛をつらぬき、人類愛と正義に生きた、美しくもやさしき人々、四十余の物語。
目次
旅は友情の墓場か(平林たい子)
満洲宮廷―その流転と潰滅(愛新覚羅浩)
自伝的男性論(淡谷のり子)
全学連に娘を奪われて(樺俊雄)
外務省の名物女性(萩原智恵子)
鬼婆ァと罵られても(丹あや子)〔ほか〕