文春文庫
あるシネマディクトの旅

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  • サイズ 文庫判/ページ数 317p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784167142933
  • NDC分類 915.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

「はじめてフランスへ行った。フランス映画を40年も観てきた所為か、すこしも違和感がなかった」。フランス旅行記3作が1冊に。

内容説明

「はじめてフランスへ行った。フランス映画を四十何年も観つづけてきていた所為か、すこしも違和感がなかった。」言葉は通じなくとも、老夫婦が営む居心地のよい居酒屋をみつけ、旬の味覚に舌鼓をうち、絵筆を動かし、仕事を忘れて悠然たる時の流れに身をまかせる。フランス紀行三作をまとめた決定版。著者直筆の挿絵多数。

目次

あるシネマディクトの旅(居酒屋「B・O・F」;マルセイユからニースへ;ニースからリヨンへ ほか)
旅は青空―続・あるシネマディクトの旅(パリ・レアールの変貌;バルビゾンとヌムール;田園と城館 ほか)
田園の微風―新・あるシネマディクトの旅(パリの日曜日;オンゼンの一夜;ムーラン城外のピクニック ほか)
フランスで食べたもの

著者等紹介

池波正太郎[イケナミショウタロウ]
大正12(1923)年、東京に生れる。昭和30年、東京都職員を退職し、作家生活に入る。新国劇の舞台で多くの戯曲を発表し、35年、第43回直木賞を「錯乱」によって受賞。52年、第11回吉川英治文学賞を「鬼平犯科帳」その他により受賞する。63年、第36回菊池寛賞受賞。作品に「剣客商売」「その男」「真田太平記」“仕掛人・藤枝梅安”シリーズなど多数。平成2年5月3日没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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Tadashi_N

24
映画で学んだ土地に行くのは、映画の擬似体験に入るのだろうか?2017/03/05

えこ

16
池波正太郎さんはフランス映画のファンだったそうです。歴史小説の重鎮なのに、フランスの歴史にもお詳しいです。パリにも滞在しますが、主にフランスの田舎をのんびりドライブしながらの旅でした。サンドイッチやクッキー、ビールなどを買って、お城を眺めながらピクニックしたり、可愛いホテルに宿泊して部屋からの景色に見とれながら、のんびり過ごす。大人の旅行だなぁと思いました。2015/04/09

ハチ

11
池波さんの挿絵が添えられたフランス紀行文。古き良きフランスのエスプリが随所に感じられる。特にフランスの田舎の街の風景や旅館、食材などの描写は五感に訴えてきて、ジーンとなる。豊かさとは何かを考えさせられる。2019/11/22

きりぱい

4
よかった。四年の間に三度フランスへ行った際のエッセイ。初めてなのに初めてな気がしないとは、「パリには何十回も来てる。フランス映画でね」って渋いー。食べる話もことさら美食を巡るのではなく、ただ行く先々で食べたにすぎないというのにおいしそうで・・フランスの雰囲気なのか池波マジックなのか。郊外の城の歴史に思いをはせたり、田舎の小さなホテルに惹かれたり、惣菜やビールなどを持ち出してのピクニックもいい。シムノンに縁のある居酒屋のジャンをはじめ、素朴な人々とのかかわりもよかった。2015/07/24

ともひろかただ

2
池波正太郎のフランス旅行エッセイ。掲載誌が違うので同じ話が何度か繰り返されるのはご愛嬌。同行者を顔が似ているからといって「モウコ」、「ロシア」と呼ぶというアイデアは、こうして文章になるとさらに、単なる旅エッセイを離れて、浮世離れしたすこし幻想的な雰囲気を生んでいる。それにしてもやはり特筆すべきは食のシーンのうまそうさ! 特に力感を入れて描写しているわけでもなく、むしろサラッと書いているのに、読んでる方はもうたまらなく、そこに書かれている、クリームのフランス料理とか、パンとか、ソルベとかが食べたくなっちゃう2015/01/19

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