感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐島楓
27
幕末から西南戦争終結、その後までを書ききった池波氏。虎之助という人物造形には一定のリアリティがあり、すんなりと引き込まれた。明治維新によって得られたもの、壊されたものの両方をお書きになりたかったのかもしれず、この内戦状態だった日本という国、時代をもっと知りたいと思った。2014/12/26
カ
9
西郷どーん!!池波氏面白い!2014/02/18
HIRO1970
6
☆★☆幕末動乱期の小説は近いこともあって史実に忠実になる余り、堅苦しいものが多いが、実に読みやすく、且つ時代の雰囲気が層倍に感じられる作品でした。流石は正ちゃんが温めていただけはある天晴です!!2013/02/14
たん
5
幕末の本はたくさん読んできたけれど、維新後の西南戦争までは詳しく知らず、勉強にもなってちょうど良かった。西郷の死に様がなんとも切ない。改めて西郷の人生を追った小説を読みたいと思った。 虎さん、八郎さん、桐野、西郷。先生、礼子、金五郎おじさん、歌山、みなとても好ましい人柄でした。司馬遼太郎ばかりじゃなく、たまにはこういうのもいいなぁ。お秀だけが苦手だった。笑2018/10/18
makimaki
5
日本人同士が戦う最後の内戦「西南戦争」。なんともやり切れない思いがこみ上げる。主人公の杉虎之助は実在する人物なのかなぁ・・・と、ずっと考えながら読んでいたが、最後にわかる。西郷さんや桐野利秋、伊庭八郎と魅力的な登場人物がたくさん。もっとこのあたりのことを、様々な視点から読んでみたいと思った。2015/01/06
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- 和書
- 迷わない。 文春新書