出版社内容情報
ベルリン陥落により幕を閉じた欧州戦線は、あらたな東西冷戦への序曲でもあった。ヤルタ会談の三国の思惑とヒトラーの最期を活写
内容説明
1945年2月、東西両戦線で優位を獲得した連合軍側はクリミヤ半島ヤルタで「三国首脳会談」を開く。会談はそれぞれの思惑を秘め、ドイツの戦後処理、ソビエトの対日参戦を含めた「戦後の世界地図」作成作業でもあった。一方、西部の戦線では連合軍がライン川を越えルール地帯の包囲に成功し、東部でもソ連軍がベルリンへ進撃する。
目次
ヤルタ会談
憂色を深めるドイツ
レイマーゲン橋争奪戦
ライン最後の攻防
ベルリンへの道は遠かった
枢軸側首脳の昏迷深まる