文春文庫<br> いま、そこにある危機〈下〉

文春文庫
いま、そこにある危機〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 557p/高さ 16X11cm
  • 商品コード 9784167136116
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

麻薬コネクションがアメリカに挑戦してきた。手のこんだ陰謀に、戦争以上に緻密な作戦と火器で対抗するジャック・ライアン

内容説明

CIA情報担当副長官代行に昇進したジャック・ライアンは、ある日上層部のきなくさい動きに気づき、それが野心にはやる一握りの権力者によってなされた策謀であると知って憤った。祖国を救うためなら犯罪行為も許されるのか、と。そして行動を開始する。作戦なかばにしてコロンビア山中に見捨てられた兵士たちを救うために。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

bookkeeper

41
★★★★★ 再読。麻薬組織の拠点を一つずつ潰すシャベスら秘密部隊だが、次第に物量で圧倒され始める。更に部隊はスキャンダルを恐れる政治家から切り捨てられ、孤立無縁に陥りつつあった…。登場人物達の各地の活動が積み重ねられてラストに収斂していく手際。内外の敵がツケを払わされるスッキリ感と、忠誠を尽くしながら国に報いられなかった兵達の無念と。読むのに怯んでしまうボリュームながら、手を付けるとぐいぐい読んでしまうよ。 「この麻薬禍が合衆国の安全保障に対する"明瞭な当面の危険"に該当する、と誰かが判断したのです」2024/03/17

ねりわさび

36
クランシーのデビューから5作目の小説。上下巻1.000ページオーバーの長編。映画と違ったストーリーラインで描かれており、エンディングも不気味なほどクールに纏められています。ライアン&クラークのファンなら最後まで楽しめると思います2020/02/05

サンダーバード@読メ野鳥の会・怪鳥

21
ジャック・ライアンシリーズ。米国と麻薬シンジケートとの闘い。感想が上巻にまとめて記載。★★★

ヤーマ

12
カッター大統領補佐官は一線を超えてしまう。麻薬カルテルとの戦闘は泥沼化しカッターは潜入した米軍を自らの保身のためなかったことにしてしまう。CIA副長官となったライアンは黙ってられず単身見捨てられた米軍を救出に向かい…。2020/12/07

ハッチ

12
★★★★★政治的な駆け引きで、コロンビアで展開していた特殊部隊を見殺にする事に気付いたライアンは助けるべく東奔西走するー下巻から一気に面白くなった。時代背景はひと昔前だか今読んでも遜色ないスリリングな小説。2019/01/06

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