文春文庫<br> 実説武侠伝

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文春文庫
実説武侠伝

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  • サイズ 文庫判/ページ数 286p/高さ 16X11cm
  • 商品コード 9784167135287
  • NDC分類 281
  • Cコード C0195

出版社内容情報

宮本武蔵、上泉伊勢守から森の石松、国定忠治までその実像に迫る。歴史の本当におもしろいところを縦横に語りつくす痛快無類の史談

内容説明

宮本武蔵は本当に強かったのか。なぜ森の石松は人気があるのか。最後は病気になってメカケからも見捨てられた国定忠治のはなし、正宗や村正といった名刀のこと、本多忠勝や千姫の意外な逸話など無類の歴史通である著者が史実のウらにひそんでいるもっとも興味ぶかい話をふんだんに探り出し、楽しく語る本。

目次

武蔵の強さ
上泉伊勢守
武士と博徒
森の石松
武士のばくち
国定忠治
正宗
村正
本多平八郎忠勝
千姫
史談うらからおもてから

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

TheWho

17
歴史小説の巨匠が、1962年に歴史随筆集として刊行した同名の文庫本。宮本武蔵は本当に強かったのか?、新陰流の創始者上泉伊勢守と弟子達の逸話、武士と博徒の類似点と変遷、森の石松や国定忠治の秘話、名刀正宗と妖刀村正に纏わる伝説と真相、徳川四天王と云われる本田忠勝や千姫の逸話等の武勇に優れた武士や剣客、侠客の史実に隠され最も興味深い多彩な逸話や秘話を抉り出した11編の歴史よもやま話。歴史と人間を掘り起こした面白い一冊です。2016/05/11

えぬ氏もわるよのぉ

7
『武蔵の強さ』では、武蔵の試合数が少なかったことに対し、兵法家は軽々しく他流試合はしなかったという話が興味深かった。『武士と博徒』の、双方の共通点の話も興味深かった。故・山本博文先生もそんなことを言っていたな。最後の『史談うらからおもてから』は、インタビューの速記のせいか、話があちこちに飛んだりして、ちょっと読みにくい感じだった。脱線話のそれぞれも興味深くはあったが。2021/05/23

玉野ゆうき

4
国定忠治って強大な力を持っていたんですね。しかし晩節は…哀れ。 忍術と音楽(芸能)の繋がりは面白く読めました。 西郷に良い参謀が居れば西南戦争の結末は変わったかも知れませんね。 それぞれの題材を良く調べられて書かれていると感じました。2020/07/21

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