出版社内容情報
日本の風土が育んだ中年男性たちの現実をみつめ、するどい洞察力とあたたかな包容力とでその魅力を探り、エールをおくるエッセイ
内容説明
太い手足、大きな財布、いいアタマ、優しい心。これを男ざかりの四条件という人もある。しかし、若い恋人の純愛とソウコウの妻の献身にはさまれたとき、どっちに優しいのが男の美学か。とかく男ざかりの課題は多いようだ。日本の風土が育んだ中年男性たちの現実を凝視して、鋭い洞察力と暖かな包容力とでその魅力を探りだす。
目次
男ざかりの美学
秘密のアジト
海部さんガンバレ
旅行マニアル
翔べない女
ハロー宇宙人
愛国と売国
人質作法
世代交代
明日は我が身
こちらヒューストン
積極的日本人
秋のコンミューン
言葉の不自由
女子大生輸出〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Mie Shida
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思ったよりもあっさりしすぎで面白みにかけた。連載当時でしかわからない時事ネタが多く、対象をぼかしているので、30年前だとわからない。後半は大好きな著者の書『猫のようにしなやかに地球を歩こう』にも収録されているので流し読みしたせいもあり、すぐに読み終わってしまった。男4人でアジトとしてマンション借りるのは面白い。私もやってみたい程。2012/07/24
