文春文庫
陸影を見ず

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  • サイズ 文庫判/ページ数 305p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167133245
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アルゴン

1
★★★★ 派手な展開は一切ないのですが特にがんばらずとも300ページを読み切りました。書き手の力もさることながら、やはり書簡形式は強い。2018/02/08

Prince of Scotch

0
フランスで再処理した使用済みのプルトニウムを輸送船「曙丸」で日本に持ち帰るまでの航行と主人公・加納知世(ちせい)をとりまく人間模様とを絡めた物語。日本に持ち帰ったプルトニウムは、臨界に達して本格運転に入る、高速増殖原子炉に使用されるとの由。著者の人物描写、加納知世をはじめとした登場人物が各々くっきりと脳裏に浮かび、冒頭から結末まで興味を捉えて放さない筆力は流石。曙丸の航行とともに端山今日子と喜道春樹の行方が非常に気になったが、いわゆる予定調和にならず、結末としては妥当だったんじゃないかと感じた。2017/11/11

きよりん

0
私はなかなか読みすすみませんでした。2017/06/19

うたまる

0
「失敗というものは全て初歩的なものだ。高級な失敗などというものは、ほとんどあり得ないのである。」

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