内容説明
「私の書くものは随筆で、文字通り筆に随うまでの事で、物を書く前に、計画的に考えてみるという事を、私は、殆どした事がない。筆を動かしてみないと、考えは浮ばぬし、進展もしない…」と述べる著者が、展開した深い思索の過程が本書である。もはや古典ともいえる歴史的名著の第二弾が遂に復刊。
目次
考えるヒント2(忠臣蔵;学問;徂徠;弁名;考えるという事;ヒューマニズム;還暦;天という言葉;哲学;天命を知るとは;歴史)
常識について
著者等紹介
小林秀雄[コバヤシヒデオ]
1902(明治35)年東京生れ。東大仏文科卒。29年、雑誌「改造」の懸賞論文に『様々なる意匠』が入選。以後文芸批評家として活躍。53年に『ゴッホの手紙』で読売文学賞、58年に『近代絵画』で野間文芸賞、78年に『本居宣長』で日本文学大賞をそれぞれ受賞。59年に芸術院会員となり、67年に文化勲章を受けた。83年3月没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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