内容説明
今井美樹と布袋寅泰の歌を介したSM的関係。「世界のサカモト」には歌モノの才能が足りない。「電脳ヤンキー」小室の飽くなき欲望。シャ乱Qの歌に映った水商売とセックスの影。秀樹のエナジーを操るYOSHIKI。ユーミンは低カロリーへみゆきは激辛へ。邦楽シーンを震撼させた伝説本の第一弾、満を持して文庫化。
目次
JANUARY FEBRUARY MARCH(安室はアバの方向をねらってんのかね?;「寝てみたい女」聖子は偉大なプロデューサー;小沢健二は歌がヘタ?その俗説を否定しよう ほか)
APRIL MAY JUNE(25年ぶりに心奪われた『ダイナマイト』の音色;奥田民生の書く名曲を井上陽水が駄目にする;電気グルーヴがつなぐディスコの過去と未来 ほか)
JULY AUGUST SEPTEMBER(影の薄いプロデューサー・佐久間正英の役割とは;謎だらけの二人の才能 TWO‐MIXを聴け;安室奈美恵のシングルに適正価格をつけてみる ほか)
OCTOBER NOVEMBER DECEMBER(洋楽から汚れを除けばJポップの出来上がり;「洋楽」への敬意を欠く河村隆一の安易な転向;石井竜也は寄る年波にいかなる対応をしたか ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆめたがえ
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音楽はからっきしダメですが、おもしろく読めます。この本の頃はSMAPの曲が結構取り上げられていますが、3か4になるとKinki Kidsの曲が多くなる。選曲を担当する人が替られたんでしょうが、そのあたりもおもしろい。2016/08/28
djak(bande a part)
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90年後半の短冊CD全盛期。シャ乱Q〜フィッシュマンズまで多岐。近田さん独特の毒と優しさ。
勉誠出版営業部
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タイトルだけは以前から知っていた、近田春夫さんの『考えるヒット』を読了。自分が中学~高校時代に何気なく聞いていたヒット曲が俎上に乗っており、「なるほど!こういう見方(聞き方)もあるのか!」という発見が(今更ながら)ありました。続編もあるようなので、徐々に読み進めていきたい。2012/02/07
yamayama
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意外に昔の評論は楽しい。2010/10/26
catalyst
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最後の対談は今読んでも必読といえるレベル2010/07/11