文春文庫 霧の会議〈下〉

松本 清張【著】

文藝春秋（1990/06発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 492p／高さ 16X11cm
• 商品コード 9784167106751
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

テムズの橋下にイタリアの銀行頭取が吊された！　目撃した日本人の男と女。国際金融にからむ怪事件を背景に緊迫の逃避行が始まる

内容説明

パリからコート・ダジュールへ。高平和子と木下信夫の恋の逃避行は続く。和子の夫・仁一郎も、和子を追ってニースへ。折からモンテカルロでは、各国の文化人を集めて、ハイテクノロジーの時代に抗する「精神武装世界会議」が開かれる。華やかな国際会議の裏に何が潜むのか？銀行頭取怪死事件との接点は？

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[スノードロップ]

舞台はイギリスからフランスへ。迫りくるマフィア、「精神武装世界会議」の本当の目的、銀行や証券会社と投資家をめぐるカネの動き。ヨーロッパを股にかけた大活劇の幕開きかと思いきや、終着点はメロドラマでした。ちょっとがっかり。しかし、各地の名所旧跡の描写はまるでそれらが眼前に現れるかのように克明で、読みごたえがありました。

2021/03/25

[uchi]

下巻で話が大きく展開。ヨーロッパを横断して、いかにも清張作。

2021/08/21