内容説明
リヨンの修道院から、一角獣を描いた古いタペストリーが発見された。パリのクリュニー美術館に収められた中世美術の最高傑作“一角獣と貴婦人”シリーズの6点のタペストリーに連なるものなのか?その謎を解明しようと、学芸員のアレックスが奔走する。タペストリーに秘められた中世の悲恋をめぐるミステリー・ロマンス。
著者等紹介
ジョーンズ,ケリー[ジョーンズ,ケリー][Jones,Kelly]
アイダホ州ツインフォールズ生まれ。ワシントン州のゴンザーガ大学で英語と美術を専攻。在学中、フィレンツェに1年間留学。卒業後はさまざまな職業を経験。『七番目のユニコーン』で作家デビュー
松井みどり[マツイミドリ]
翻訳家。東京教育大学文学部英文科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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優希
49
タペストリーにまつわるミステリーロマンスですが、そこそこ面白かったです。リヨンの修道院で見つかった一角獣のタペストリーがパリの来るニュー美術館に収められた中世美術である「一角獣と貴婦人」に連なるものかという謎解きですね。タペストリーにまつわる話を推理もの仕立てに描いているのが興味深いところでした。ラブロマンスがいかにもアメリカという印象が拭えません。もう少しタペストリーの話をふくらまして描いても良かったのではないでしょうか。2015/01/28
ごへいもち
16
「貴婦人と一角獣」展の前に読んでみた。面白かった。2013/04/15
rokoroko
10
貴婦人と一角獣のタペストリーにまつわる謎を解いて行く話。ロマンス要素あり中世の雰囲気ありの話面白かった。タペストリー見て見たいな2018/04/04
なつき
6
貴婦人と一角獣展を観に行きたかったなあと切実に思う。フランスの中世美術館で働くヒロインは、ある修道院で7枚目の「貴婦人と一角獣のタペストリー」の手掛かりをつかむ。元恋人(未満)だった画家を巻き込んで、タペストリーの謎に迫っていくが…。ヒロインが夫と死別したワーキング・ウーマン、ヒーローが初恋?の相手でずっとヒロインを想っていたという、良くも悪くも正統派アメリカン・ロマンス。500年前の恋愛にもっと比重を置いても良かったかな。ヒロインの娘は可愛かった。2015/03/01
作楽
5
タイトルに惹かれて。内容はそうでもなかったけど、タペストリーの物語には好感。2013/12/15