出版社内容情報
海に飛び込んだ車には二十五歳も年の違う夫婦が乗っていた。資産家の夫は死に若い妻は脱出。新聞が稀代の毒婦と書き立てる中で、国選弁護人の孤独な闘いが始まる
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
すたこ
10
★★★松本清張2作目。ドラマで見たことがあったような気がする「疑惑」。こう来るんだー的な感じが面白かった。←ドラマ覚えてない(笑)松本清張、さくさく読める感じでハマるかもしれない。ただ、併録されていた「不運な名前」は難しすぎて…ギブアップ。2025/02/25
Nozomi Masuko
6
漁港で海中へ転落した車。妻は助かり、夫は死んだ―。彼女の生い立ち、前科、夫にかかっていた高額な生命保険についてセンセーショナルに書き立てる記者と、孤軍奮闘する国選弁護人の闘いを描いた作品。なかなか面白かった。女の根性もさることながら、自分で持ってしまった先入観も恐ろしい。同じく収録されてた「不運な名前」は昔の話でなかなか頭に入ってこず。松本清張作品は複数収録されてるより、1作品の完結のほうが好みとハズレがなくて正解かも。2015/08/09
くにごん
5
「疑惑」は大変読み応えがありました。先入観が自分自身を滅ぼす、読んでいて引き込まれてしまった。「不運な名前」は難解すぎて途中で挫折してしまった。2017/11/04
チサエ
4
#疑惑 何度もドラマ化されてその都度見ていたけれど、今さらながら原作を読むのは初。こういうラストなのか。むむむ…。先の展開は読者に任せる形なのね。そのパイプどうするのよー。暗転しそうだよー。いやはやさすが松本清張、ひと筋縄ではいかないね。おもしろかったです!2021/06/05
伊達酔狂
4
★★★★2013/02/09
-
- 電子書籍
- 古典を読む ヒューマニティーズ
-
- 和書
- 自由主義に先立つ自由