文春文庫
怪盗ジバコ (新装版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 312p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784167101084
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

一国の国家予算を超える盗みを働き、地球上に足跡の及ばざるところは皆無。明智小五郎やジェームズ・ボンドさえも翻弄する正体不明の大怪盗、ジバコ。彼の超人的かつ「1万ドルを盗むのに10万ドルをかける」少々フシギな活躍を描いた、北杜夫のユーモア小説における代表作。

著者等紹介

北杜夫[キタモリオ]
1927(昭和2)年、歌人・斎藤茂吉の次男として東京・青山に生まれる。旧制松本高校を経て東北大学医学部卒業。慶應大学病院医局で精神科医として勤務する一方、創作活動に励む。60年、半年間の船医体験を基にした『どくとるマンボウ航海記』を刊行、話題となる。同年『夜と霧の隅で』で第43回芥川賞受賞。主な作品に『楡家の人びと』(64年/毎日出版文化賞)、『輝ける碧き空の下で』(82~86年/日本文学大賞)、『青年茂吉』など茂吉四部作(91~98年/大佛次郎賞)、他。また『どくとるマンボウ青春記』をはじめとする随筆にも多くの熱烈なファンを持つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

えみ

66
ジバコ、読めば読むほどその存在は底が知れない。不思議な怪盗、珍怪盗、ユーモアセンスありすぎる大怪盗!明智小五郎、ジェームズボンド、アルセーヌ・ルパンたちとも一歩も引かず渡り合い、世界中にその名を轟かす。何と言ってもジバコの盗みへの普通とは違う情熱が面白い。変わっているぶん、次はどんな活躍をする?とその動向が気になる怪盗。世間が彼を追いたくなる気持ちが分かる。ファンがいるのも納得なちょっと常識では計り知れない存在。最後にジバコが固く決断・決意する姿は怪盗として超一流間違いなし。誇り高き大怪盗、ここに参上。2023/08/22

はらぺこ

63
楽しく読めましたが小学生か中学生ぐらいの頃に読んでたらもっと楽しめたと思います。何でも盗めるし変装の名人やし何でもありの怪盗ジバコの活躍に頭の固い生真面目な読者なら拒絶反応が出るかも。2013/11/11

absinthe

33
随分前に読んだ本で、記憶もあいまいだが。ジェームスボンドをやっつけたり明智小五郎に変装を見破られたりした記憶がある。確かオリンピックでマラソンにも出場したはずだ。ユーモアたっぷりで笑える冒険小説だった。良質のエンターテイメント!

果実

23
気持ち良いお話。おもしろかった~! 解説の遠藤周作氏の言う通り、心をやさしくなごませ、人間がたがいに信じあえるという要素を持ったユーモア小説で、十二分に魅了されました(*^^*)2013/05/30

あっこ

20
北杜夫さんの本は、いつも楽しく読めるから大好き‼︎今回も、ユーモアたっぷりで面白かった。しかも、ルパンまで登場して…とくに、007個出撃すがお気に入り。2014/08/05

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