文春新書<br> 第三の大国 インドの思考―激突する「一帯一路」と「インド太平洋」

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文春新書
第三の大国 インドの思考―激突する「一帯一路」と「インド太平洋」

  • 笠井 亮平【著】
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  • サイズ 新書判/ページ数 272p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166614011
  • NDC分類 319.25
  • Cコード C0295

出版社内容情報

〝ポストGゼロ〟〝ポスト米中対立〟の「新グレートゲーム」のキープレーヤーとなるのはインド――。
すでに14億人を超え2023年中に中国を抜いて人口世界第1位に躍り出るとされ、軍事費では世界第3位、きたる2047年に建国100年を迎えるインド。「米中に次ぐ第三の大国」は、伝統的非同盟を堅持しつつ米中に対して自ら独立した〝極〟となる戦略的自立で存在感を増している。
ウクライナ侵攻をめぐる国連安保理でのロシア非難決議案採決を棄権、各国による経済制裁のさなかにもロシアから石油を爆買いするインド。普通なら風当たりが強くなりそうなものだが、実際に起きたのは独自の立場を貫くインドへの主要国トップによる〝モディ詣で〟だった。
貿易協定、サプライチェーン、エネルギー、半導体、インフラ整備、感染症対策……。米中を軸とした覇権争いはあらゆる分野で激しさを増し、南アジアからヨーロッパにかけて世界各地で「一帯一路」対「自由で開かれたインド太平洋」の二大経済圏構想が激突している。そのキープレイヤーであるインドは、中国主導のAIIB(アジアインフラ投資銀行)に当初から加盟しながら、安全保障上はクアッド(日米豪印戦略対話)の枠組みにあるなど独自の論理で何を考え、どこへ向かうのか。インドが分かれば、世界が分かる!

内容説明

2023年中に人口世界第1位に躍り出て、経済、軍事でも米中に次ぐ大国として存在感を増すインド。今まさに世界各地で覇権争いを繰り広げる二大経済圏構想のキープレイヤーであるインドは、独自の論理で何を考え、どこへ向かうのか。

目次

序章 ウクライナ侵攻でインドが与えた衝撃
第1章 複雑な隣人 インドと中国
第2章 増殖する「一帯一路」―中国のユーラシア戦略
第3章 「自由で開かれたインド太平洋」をめぐる日米印の合従連衡
第4章 南アジアでしのぎを削るインドと中国
第5章 海洋、ワクチン開発、そして半導体―日米豪印の対抗策
第6章 ロシアをめぐる駆け引き―接近するインド、反発する米欧、静かに動く中国

著者等紹介

笠井亮平[カサイリョウヘイ]
1976年愛知県生まれ。岐阜女子大学南アジア研究センター特別客員准教授。中央大学総合政策学部卒業後、青山学院大学大学院国際政治経済学研究科で修士号取得。専門は日印関係史、南アジアの国際関係、インド・パキスタンの政治。在インド、中国、パキスタンの日本大使館で外務省専門調査員として勤務後、横浜市立大学、駒澤大学などで非常勤講師を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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skunk_c

71
昨年中国を抜き人口第1位となり、GNIも第5位となっている大国(でもひとりあたりGNIは日本の1/15以下、中国の1/5程度)が、どのような考えを持って特に外交や経済を行っているかを平易に解説したもの。本書の特色は中国の「一帯一路」との関連を意識しつつ、クアッドやロシアとの関係をしっかり織り込んでいること。また、モディといった個人の動きよりも国家としての方針や動きを中心に書いていて、ざっくり状況を理解する助けになった。章末のコラムも面白い(インドの中華料理なんてのもあった)。宗教については薄めの内容。2024/03/26

榊原 香織

53
良書です。 最近のインド、中国情勢を歴史的なことからコンパクトにまとめてくれてる。 インド、ついに人口世界一になりましたね2023/07/20

33 kouch

39
米中露の次の新勢力。人口、マンパワーのイメージが強いがIT先進国でもあり医薬品開発も進んでいる。トレンド的に見ても注目すべき国家。露のウ侵攻非難決議に棄権、にも関わらず各国首脳の印度詣で。一帯一路構想の通り路、核保有、クワッド締結…これらを見ても間違いなく注目株。豊かな土壌、水資源も豊富。アジア太平洋から「インド太平洋」へ。地政学的にもその重要性がよく分かる。対してインドは特定国と外交を結ばず、分野ごとに個別対応するマンダラ外交。したたかで賢い。新興国の代弁者的立場もうまい。インドから世界がわかる面白い本2023/12/05

もえたく

20
2023年世界人口ランキングで中国を抜いて第1位となり、欧米や中露に対し独自の外交戦略を行うインドに興味があり手に取る。英領インドから独立する際ムスリムが集まって建国したパキスタン、チベット問題に端を発し国境紛争になった中国など厄介な隣国との問題を抱えた経緯が改めて分かるとともに、現在の国際情勢でキープレーヤーになりそうなことは知ることができた。ただ、インドよりも中国の「一帯一路」の記述の方が多い気がした。2023/05/12

紫の煙

11
ここ20年でインドのイメージはすっかり変わった。つい先日も、人口世界一になったと報じられた。人口ピラミッドからも、爆発的成長は間違いない。それらを背景に、国際的地位の向上を目指している。外交姿勢はしたたかだ。中国、パキスタンと紛争の火種を抱えているのは、忘れてはならない。2023/04/23

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