文春新書<br> サバイバル組織術

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文春新書
サバイバル組織術

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  • サイズ 新書判/ページ数 255p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166612239
  • NDC分類 361.6
  • Cコード C0295

出版社内容情報

パワハラ、人事抗争、忖度、燃え尽き症候群――。文学や漫画、ドラマなどをテキストに「組織」を読み解き、サバイバルの秘訣を指南。

内容説明

理不尽な人事、職場のいじめ、女性と仕事、予期せぬクライシス―。会社から国家まで、現代人は「組織」とのかかわりなしには生きていけない。日本の文学や漫画、ドラマなどをテキストに「組織」を読み解き、実体験も交え、生き抜く極意を指南。人事は最も危険な仕事、漱石が描いた「組織と個人」、クライシスを生き抜く非情の戦略、現場にツケを回す上司のキーワード、人材の枠を狭めると組織は滅ぶ、生活保守主義の恐ろしさ、人脈はABCに分類せよ、上司と戦ってはいけない、ほか。実戦で使える思考とノウハウ。

目次

第1章 いかに組織を生き抜くか
第2章 人事の魔力
第3章 極限のクライシス・マネジメント
第4章 忠臣蔵と複合アイデンティティ
第5章 軍と革命の組織学
第6章 昭和史に学ぶ
第7章 女性を縛る「呪い」
第8章 生活保守主義の現在
第9章 現場で役に立つ組織術

著者等紹介

佐藤優[サトウマサル]
1960年東京都生まれ。作家・元外務省主任分析官。同志社大学大学院神学研究科修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ehirano1

86
こういう本を待っていました。当方は、小説は娯楽というよりもむしろ代理体験を主たる目的として読んでいるので、著者のようなエキスパートや他の方はどの様に小説を読み取り代理体験をしているのか参考にしたいと常々思っていました。本書はそんな当方に正に僥倖でした。2020/03/01

佐島楓

54
文学作品や漫画から組織のサバイバル術を学ぶという趣旨の本。著者が別の著書で繰り返している内容も重複しているので、佐藤氏のライトな読者向けか。日本的なるものを暴きだし、合理的に解決しようとするいつもの手法。うーん。2019/07/20

テツ

30
書かれる文章も御本人の在り方もわりと好きなんです佐藤優さん。組織の中、群れの中での在り方に悩み苦しむ若者(老若男女問わずか)には読んで欲しい。どのようなものだとしても群れにとって置換不可能な個人など存在しない。どれだけ存在感を示そうが力があろうが関係ない。君個人がいなくなっても組織は存在できる。まずはそうした現実をしっかりと理解して、個人と組織との関係性にロマンを求めようとしないこと。その上で現実的にどう立ち回るかということ。システムと在り方さえ知っていれば、その中で苦しむことは激減する筈。2019/10/31

zoe

28
9.11。上司に逆らってはいけない。個人的な上司は、ひとり一人だが、組織の中の上司は、サメの歯のごとく。上司に勝つには、仕事で見返すこと。仕事をきちんと評価できない上司は、すぐいなくなる、はず。口は災いのモト。言葉を選ぶ。約束を守る。口で何だかんだ言っても、結局、行動で分かると思いますよ。2019/09/11

海燕

17
いくつかの小説の場面を取り上げ、組織や社会で生きていくためのヒントを読みとくという仕立て。このシーンから、よくこんな読み方ができるな、と思うことしばしば。自分がいかに読解に意識的でないか、ということだろう。著者がテキストをしっかり内面化しているとも言える。著者の作品はどれもそれなりに面白く読めるが、相手に訴えかける能力に秀でているのだろう。ロシアでの外交の経験で培われた面も大きいだろう。別段新しくないことでも、具体例をひきながら分析的・論理的に示し、なるほどと思わせる。その手法に学ぶことがありそう。2022/02/05

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