文春新書<br> 凡文を名文に変える技術

電子版価格
¥815
  • 電書あり

文春新書
凡文を名文に変える技術

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 249p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166610198
  • NDC分類 816
  • Cコード C0295

出版社内容情報

気安くパソコンに向かう勿れ。読ませる文章には、細心の工夫が必要。では「どう書けば良いか」をダメな実例から解き明かしましょう。

手紙にメールにブログ。ビジネス現場の数多の書類に加えて、はては新聞投稿……文章を書く機会は、これまでにもまして増えている。パソコン、スマホも普及して誰もが手軽に書くことができるようになったけど、でも、「上手に」書くことは本当に難しい……。
本書は、朝日新聞の元ベテランデスクが、カルチャーセンターの「文章講座」での実例を基に書き下ろす、具体的かつ実践的な文章指南。
〈「、」「。」の使い方ひとつで文章は光る〉〈「が」と「は」はどう書き分けるか〉〈受験英語のトラウマを解放しよう〉など、指摘されて気づかされる事例が満載です。
漫然と「何か書きたいな」と思っても、それじゃダメ! どう表現を改めれば良いのか、を手取り足取り説いていきます。

【目次】
第1講 まずは日本語を知ることから
第2講 正しい言い回しが品格を生む
第3講 工夫のつもりがアダになる
第4講 テンマル一つで文章は変わる
第5講 面白さを伝える秘訣
第6講 読ませる技術を身につける
最終講 いざ書くとぶつかる壁

内容説明

読む人に自分の想いと考えを伝える文章を書くことは、じつは手慣れた人でも難しい…そんな悩みを一気に解消。カルチャー教室での実践例を素材に、文章を磨き上げる秘訣を指導します。読み終えた時、あなたの筆は冴えわたること間違いありません!

目次

第1講 まずは日本語を知ることから(身についた仕事言葉そ捨てる;受験英語のトラウィンドウズJ間を解放しよう;何度も推敲すれば文は生きる ほか)
第2講 正しい言い回しが品格を生む(日本語は主語を省略すると言っても;微妙なニュアンスは助詞で;法則のある言い回しはつまずきの元 ほか)
第3講 工夫のつもりがアダになる(目立つ紋切り型とダブリ;ユーモアは難しい;敬語を使いすぎない ほか)
第4講 テンマル一つで文章は変わる(段落はまとまりごとに;句点でだらだら文に決別;読点は打つ位置が難しい ほか)
第5講 面白さを伝える秘訣(“光る部分”はあるか;感性は母、想像力は父L面白さは細部に宿る ほか)
第6講 読ませる技術を身につける(構成を組み立てる;魅力的なタイトルを付ける;書き出しで惹きつける ほか)
最終講 いざ書くとぶつかる壁(身近な文章の違いを知;普遍を求めて;「私」を書く)

著者等紹介

植竹伸太郎[ウエタケシンタロウ]
1944年横浜生まれ。東京大学法学部卒業後、朝日新聞社に入社。社会部・企画報道室各デスクなどを歴任。定年退職後は朝日カルチャーセンターで文章の書き方を指導。横浜ペンクラブ会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

72
もと朝日新聞記者の方による、公開文章講座をもとにしての文章論です。文学者などのほかのえらい方の文章論はどうもご自分を基準にするせいか、精神論ではわかってもわれわれの水準には高すぎる感じがします。この文章論はそういった点では比較的実務的な気がして、すなおに納得できる気がします。2015/07/30

ルート

21
文章の添削の様子がたくさんのっている。一気に読もうとすると、自分の文もたくさん直しがあるんだろうなぁと思えてきてしまう。辞書的に、時折開いて、日々気を付けていくといいのかな。読む本というより、使う本、参考にする本かな。プレバトの「先生のお手本詰め合わせ集」みたいな感じ。2021/07/20

minimu

12
前半は、日本語のパンクチュエーションや、読みやすい文章の書き方について。後半は、著者の生徒さんたちが書いたエッセーを題材に、面白さを感じさせるコツや読ませる技術について。これらのエッセーの面白いこと! ほんの日常のワンシーンでも、丁寧に描けば、こんなにもドラマがあるのですね。もちろんそれは、書いた本人の感性や想像力の賜物なんですが。こういうものの一番の読者になれるって、文章教室の先生の特権ですね〜楽しそう(^ ^) エッセーではなくても何かしら文章を書くのであれば、前半の情報がかなり役立つと思います。2016/01/12

colocolokenta

5
文章教室の講師になった元新聞記者による、添削記録。タイトル通り、技術的なことについての詳細な解説が延々と続き、読んでいて疲れた。この本、教室であったことのまとめなので、読んでいる暇があったら、文章教室の体験教室にでも行った方がいいだろう。2016/02/10

田中峰和

5
著者は元朝日新聞記者。定年退職後、朝日カルチャーセンターに天下りし、文章教室の指導をする71歳。驚いたのは教室に通うのが老人ばかりということ。紹介される文章は全て老人が書いたもの。若者は本を読まなくなっただけでなく、書く興味もないのだろう。有料の教室なのでカネとヒマのある老人しか通わないのかもしれないが。文章技法としては、まっとうなことを書いているので、無駄にはならないと思うが、老人による老人のための文章教室なので、若者には退屈だろう。受験英語の文法の記憶が日本人の文章を不自由にしているとの説に妙に納得。2015/08/03

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/9533823
  • ご注意事項