出版社内容情報
覚せい剤並の強い依存性を持つデジタル機器。ゲーム・ネット中毒が脳の神経構造すら変化させる事実を、最新の研究データで報告する。
「負け組の麻薬」に、足を取られないために。
衝撃的な事実が明らかになった――最新の画像解析により、
インターネット依存者の脳内で、覚醒剤など麻薬依存者と同様の
神経ネットワークの乱れが見られたのだ。
スマホの普及で、年齢制限無し、二十四時間営業のカジノ、ゲームセンター、
ストリップ劇場さえ掌の上に出現する時代になった。
デジタル・ヘロインがその本性を表すのは、学業や社会適応に躓いたときだ。足をすべらせたら最後、依存の泥沼にはまる。オンラインゲーム(ネトゲ)だけでなく、軽いスマホアプリでさえ、脳には十分な麻薬効果がある。
国内推定患者五百万人の脳を蝕む「現代の阿片」。
あなたとあなたの大切な存在を守るための、
有効な対策と、チェックリスト付き。
内容説明
最新の画像解析により、衝撃的な事実が明らかになった―インターネット依存者の脳内で、覚醒剤依存者と同様の神経ネットワークの乱れが見られたのだ。二〇一三年、アメリカ精神医学会も診断基準に採用。国内推定患者数五百万人の脳を蝕む「現代の阿片」。日本の対策は遅れている。
目次
プロローグ やはり脳が壊されていた!
第1章 身近に溢れるインターネット・ゲーム依存症
第2章 デジタル・ヘロインの奴隷となって
第3章 二次性発達障害とデジタル認知症
第4章 はまるにはワケがある―依存する側の理由
第5章 蟻地獄の構造―万人がはまる合成麻薬
第6章 ネット、ゲーム依存症を予防する
第7章 ネット、ゲーム依存症を克服する
エピローグ 発達と愛着の課題がリンクするとき
著者等紹介
岡田尊司[オカダタカシ]
1960年香川県生まれ。精神科医。医学博士。東京大学哲学科中退。京都大学医学部卒業。同大学院にて研究に従事するとともに、パーソナリティ障害や発達障害治療の最前線で活躍。現在、岡田クリニック(大阪府枚方市)院長。山形大学客員教授として、研究者、教員の社会的スキルの改善やメンタルヘルスのケアにも取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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morinokazedayori
佐島楓
つきかげ🌙
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