出版社内容情報
弾左衛門、車善七、乞胸、香具師…江戸時代、貧しさと差別に負けることなく、たくましく生きる「身分外」の人々。彼らの足跡を追う。
弾左衛門、車善七、乞胸、香具師……。江戸時代、貧しさと差別に負けることなく、たくましく生きる「身分外」の人々。彼らの足跡を追って、浅草、吉原、上野を歩く。
『浅草弾左衛門』『車善七』の著書で知られる筆者が最も得意とする江戸を舞台に描いた文春新書好評既刊『貧民の帝都』『中世の貧民』に続くシリーズ第三弾!
【目次】
1章 水難のエルドラド
2章 なぜ浅草弾左衛門か
3章 膨大な勢力の車善七
4章 乞胸や願人、そして虚無僧
5章 香具師の愛敬
内容説明
“「世界のどこにもない社会」の日常を、寸描してみたい”。都市機能が充実し、独自の文化を醸成した江戸に暮らした数々の「貧民」たち。差別にあいながらも、直向きに生きた弾左衛門や車善七、香具師たちの生態を克明に描き出す!「帝都」「中世」に続く「貧民」シリーズ第3弾。
目次
第1章 水難のエルドラド(湿原に伸びる舌状のほそい道;エルドラド浅草の誕生;日本堤と山谷堀)
第2章 なぜ浅草弾左衛門か(浅草新町の出現;穢れと清めのパラドックス;自家撞着の武士;弾左衛門屋敷訪問;鎖国と牛馬解体;灯芯専売と白山神社;猿飼とペアを組むわけ)
第3章 膨大な勢力の車善七(仕置場はどこにあったか;車善七居宅訪問;あでやかな非人の女;貧民の病院;市井の非人、在方の非人)
第4章 乞胸や願人、そして虚無僧(奥山の芸人たち;乞胸専業の芸目;武士も食わねば;山崎町ぐれ宿と寄席;踊る願人坊主;ニヒルな虚無僧)
第5章 香具師の愛敬(多種多芸の大所帯;寛政の改革と浅草寺;愛敬のレパートリー;人気抜群、松井源水独楽回し;貧民の帝都へ;生き残る三寸と神農;まとめ―江戸の貧民と現代の貧民)
著者等紹介
塩見鮮一郎[シオミセンイチロウ]
1938年、岡山市生まれ。岡山大学法文学部独文学科卒。河出書房新社編集部を経て、作家として独立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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