感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
モルテン
10
テーマは「民主革命としての裁判員制度」。大澤先生が四宮啓弁護士と河野義行さんと対談している。何故、河野さん?それは、この本のもう一つのテーマが「赦し」だから。裁判員制度と「赦し」は直接結びつかないように感じたが、面白く読んだ。「(あんな罪を犯すなんて)許せない」と感情が走るなかで、私たちはもし裁判員に選ばれたら、どのように論理的に、法律に則って刑罰を判断するか、を問うていたのかもしれない。2017/06/19
urs
3
謝罪や赦しに対する河野義行さんの考え方が印象的だった。(謝罪とはその人の問題であって、こちらがそれを許す、許さないと言っても問題ではない)すごく芯のある人だと思う。 裁判員制度や裁判の原則についてもいま一度復習できてよかった。 2025/04/30