文春新書
黒澤明が選んだ100本の映画

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  • サイズ 新書判/ページ数 228p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166609673
  • NDC分類 778.04
  • Cコード C0274

出版社内容情報

「チャップリンの黄金狂時代」「荒野の決闘」から「となりのトトロ」「HANA―BI」まで、巨匠・黒澤明お気に入りの映画百本。

巨匠・黒澤明は生前、自分の好きな映画を100本選んだことがあります。そのリストをもとに、娘の黒澤和子さんが新たに構成したものが本書です。
和子さんが明氏と一緒に映画館に行き、帰りの喫茶店の中で語り合ったこと。インタビュー中に明氏が語っていることを傍らで聞き、覚えていたこと。テレビやビデオを父と並んで見ながら話し合ったこと――。その時々の明氏の感想を、具体的に再現します。
たとえば「チャップリンの黄金狂時代」については、「チャンプリンは俳優としても才能があって、喜劇というのは一番難しいんだ、泣かせるのは楽だけどね。監督としても才能があって、音楽にも精通していて、本当に才能あふれた人だったと思う。何か、ビートたけしってそういう所があると思うよ」。その北野武監督の「HANA-BI」については、「『その男、凶暴につき』を見たときから、才能あると思ったね。出てる人の一人一人の存在感がしっかり出ている所がすばらしいね」。宮崎駿監督の「となりのトトロ」については、「アニメだけれど、ボクとても感激しちゃってね。ネコバスなんてすごく気に入った。だって、思いつかないでしょ。『魔女の宅急便』は泣いちゃった」。それぞれ大絶賛しています。
ほかにも、「モロッコ」「会議は踊る」「三文オペラ」「赤西蠣太」「荒野の決闘」「自転車泥棒」「青い山脈」「「ゴジラ」「幕末太陽傳」「勝手にしやがれ」「太陽がいっぱい」「鳥」「ゴッドファーザー パート2」など古今東西の名画を、??世界のクロサワ?≠ネらではの視点で楽しめます。

内容説明

巨匠・黒澤明は生前、自分の好きな100本の映画を選んでいた。『荒野の決闘』『欲望という名の電車』『ゴジラ』『ベン・ハー』『ゴッドファーザーPART2』『HANA‐BI』…古今東西の名作への思いを長女の和子さんが再現する。

目次

1 一九一九年~一九五〇年の映画(散り行く花;カリガリ博士;ドクトル・マブゼ;黄金狂時代 ほか)
2 一九五一年~一九七〇年の映画(カルメン故郷に帰る;欲望という名の電車;嘆きのテレーズ;西鶴一代女 ほか)
3 一九七一年~一九九七年の映画(ジョニーは戦場へ行った;フレンチ・コネクション;惑星ソラリス;ミツバチのささやき ほか)

著者等紹介

黒澤和子[クロサワカズコ]
1954年、黒澤明の長女として東京に生まれる。サン・デザイン研究所にてスタイリストの勉強をした後、伊東衣服研究所デザイン科に入学。卒業後はデザイン会社を設立し、ファッションやデザインに従事。その後、黒澤明の秘書的な仕事をする。1990年の黒澤明監督作品『夢』から黒澤組に参加し、以降、衣裳を担当。最近も多くの映画作品やコマーシャルで衣裳デザインを行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

metoo

58
100本の映画には、あらすじ、写真、監督他出演者、黒澤明の娘だけが知るエピソードが綴られる。その中で観たいなと思ったのは、高峰秀子主演、山本嘉次郎監督の「綴方教室」。芥川の「藪の中」からアイデアをもらい「羅生門」に触発された「去年マリエンバートで」。懐かしいのは、振り向いた目の大きな美人、背中も申し分なく美しいナスターシャ・キンスキー出演の「パリ・テキサス」。そして大好きな映画「バグダッド・カフェ」が入っていたのが嬉しい。強面の監督もただの映画少年だと思えた。2016/11/07

おさむ

36
もっと多いと予想してたんですが、100本中で観たことがある作品は20本でした…。日米だけでなく独仏伊やトルコ、ソビエト、ギリシャ、台湾、インド等様々な国の映画があるのに感銘を受けました。映画は国境を越えることを地でいった「巨匠」ならではの選択眼。多様な価値観を学ぶ為にも、われわれも多くの国の映画を観ていきたいものです。2016/09/04

kinkin

27
黒澤明からは、ワンマンで恐いという映画監督のイメージが強かった。しかしこの本を読むと、娘からみた父の想い出や感想と共に監督が選んだ100本の映画とともに綴られている。過去から様々な映画を観て自分の映画のために吸収したり影響を受けたりしていたことが意外でもあった。自分の好きな映画も何本か紹介されておりまた観たくなった。2014/05/05

こうすけ

18
タイトル通り、黒澤明が魅了された映画100本。ジャンルや分野など関係なく、新たな映画を探し求める姿勢がよくわかる。2021/07/24

たくのみ

12
黒澤明の天才や完全主義はよく語られるが、 知られざる「父」「男」「人間」としての姿が 残された文章から、そして娘・和子さんの思い出から浮かび上がる。 理不尽なものへの怒り=反骨精神と、弱い立場を見る時の温かい視線がうれしい。世界名画カタログとしても使えそう。 でも、見たことある映画が100のうち15本しかなかった。2014/08/08

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