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文春新書
ウイスキー粋人列伝

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  • サイズ 新書判/ページ数 268p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166609185
  • NDC分類 383.8
  • Cコード C0295

出版社内容情報

秋山好古、江戸川乱歩から白洲次郎、黒澤明、池波正太郎、リリー・フランキー、村治佳織まで。古今九十人のお酒にまつわる逸話満載。

この国でウイスキーづくりが始まって90年。その間、日本人は、それぞれの飲み方で、この酒を愛してきました。
例えば江戸川乱歩は、ウイスキーを置かない小料理屋に、ポケット瓶を忍ばせて通っていたとか。あるいは白洲次郎は、友人である英国の伯爵から樽を送ってもらい、ぬるい水割りで飲んだといいます。秋山好古から池波正太郎、黒澤明、リリー・フランキー、村治佳織まで古今90人の逸話で紐解くウイスキー愛飲史。

内容説明

この国でウイスキーづくりが始まって90年。その間、日本人は、それぞれの飲み方で、この酒を愛してきた。例えば江戸川乱歩は、ウイスキーを置かない小料理屋に、ポケット瓶を忍ばせて通っていたとか。秋山好古から村治佳織まで古今90人の逸話で紐解くウイスキー愛飲史。

目次

第1章 揺籃期(秋山好古―ウイスキーを存分に享受した最初期の日本人;吉田茂―土佐の定宿に残した飲みかけのオールドパー;鳥井信治郎―「やってみなはれ」精神で初の国産本格ウイスキーをつくった ほか)
第2章 発展期(黒澤明―酒豪の三船敏郎まで逃げ腰にさせた大のウイスキー党;源氏鶏太―高い品格を誇った酒場の横綱;吉田健一―酒のことは飲み続けているうちに酒が教えてくれる ほか)
第3章 爛漫期(開高健―名酒の名酒ぶりを知るには安酒を飲まねばならぬ;梶山季之―昼間の打ち合わせでも話がはずむと水割りを頼んだ;三浦哲郎―師の井伏鱒二と水割りを酌み交わし続けた ほか)

著者等紹介

矢島裕紀彦[ヤジマユキヒコ]
1957年東京生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。編集者として、20世紀の「時の人」約6000人を収めた『現代日本人物事典』の刊行に携わる。その後、文筆に専念。文学、スポーツをはじめとする様々なジャンルの人間の足跡を追う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ふ~@豆板醤

24
3。ウイスキーを愛した古今90人のエピソードがまとまられた本。飲み方や銘柄、お店へのこだわり様が詳細に語られていて、私も何かもっとこだわって飲みたくなった~!ウイスキーもポリフェノール豊富なのね。「飲んで酔わないと身体に悪い(井伏鱒二)」「お前は本当に今日という一日を精一杯に生きたか(池波正太郎)」「酒を水で割って飲むほど貧乏しちゃいねえや(山口瞳)」2018/08/12

hirokikojima0721

18
人に興味を持たせるようにその人物を掘り下げ魅力を引き出す作家だと思う。この本はウイスキーをテーマに近代の著名人を紹介していくまさに列伝である。お酒や食に対する拘りや、その人物の作品や逸話から分析し見事な文体で綴られている。アンテナにウイスキーがある方は必ず読むべき作品です。2020/11/20

小太郎

17
発掘本、ウイスキー好き日本人90人のエピソードが満載でした。作家、画家、文化人、軍人、政治家、歌手、それこそ多種多様人たちのウイスキーにまつわる話が詰まってます。若いころは金が無いので当然皆安いウイスキー飲んでたんだけどその頃の話が一番面白いかもしれません。最近私も寝る前はウイスキー飲むようになりました。ぜも何故この本、日本のウイスキーはサントリーの話ばかりでニッカが出てこないのですかね、日本のウイスキーを語るのには外せないと思うんですが、鳥井さんも入れるなら竹鶴さんも入れなくちゃ!2017/07/21

kawa

11
作家や芸術家など90人のウイスキーに関するエピソード。よくこれだけ集めたものだ。巻末の参考文献も膨大。ニッカやアイラ系を好む私としては、サントリー系のウイスキーが圧倒的に多いのはやや不満ですが、多くの大物作家(サルトルも)が好んだとされる「だるま(オールド)」を、何十年ぶりに飲んでみた。確かにうまい。この値段でコスパは圧倒的。日本の物造りの底力を感じた(おおげさかな)。北方謙三氏の「オンザロック、TWハーパー」なみなみ3杯一気飲みはオチャメ。2015/08/27

T2y@

11
読んでいる時期は、ちょうど飲む機会が多かったタイミングで、酒席終わりの電車帰りに、ちびちび読み進める日が多かった。 トリスやら、オールドパーやら、響やら、山崎やら… 提供:サントリー(笑)よろしく、同社のウイスキーばかりが登場するのはご愛嬌。 酒場の品格が語られるエピソードの数々は、ほろ酔いで読むと、さらに味わい深い。 つまり“のんべえ”本である。2013/08/05

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