文春新書
金正日と金正恩の正体

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  • サイズ 新書判/ページ数 253p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166607976
  • NDC分類 289.2
  • Cコード C0233

出版社内容情報

金正日はなぜ三男を後継者にしたのか。正恩は絶対権力を維持できるのか。朝鮮族の筆者が明かす、日本では報道されない“北の内幕”。

内容説明

二〇一〇年九月、ついに表舞台に姿を現した新指導者・金正恩。金正日はなぜ、三男を後継者に選んだのか。人民を飢えさせながら、六〇年も政権を維持できるのはなぜか。金氏一族のルーツから、三代世襲の内幕まで、中国人の学者が解き明かす、北朝鮮の「真実」。

目次

第1章 金正恩の正体
第2章 金氏王朝 血の秘密
第3章 独裁者・金正日
第4章 もう一人の後継者
第5章 側近たちのプロファイル
第6章 金正日がいなくなる日

著者等紹介

李相哲[リソウテツ]
龍谷大学社会学部教授。1959年中国生まれ。87年に来日、95年上智大学大学院博士課程修了(博士・新聞学)。同大学国際関係研究所客員研究員を経て、現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Humbaba

15
金正男氏や金正哲氏を差し置いて,三男という儒教的観点から考えれば不利なはずの状況から後継者の座についた金正恩氏.金正男氏は,長男であり,金正日総書記から溺愛されており,厳しいことを言える唯一の存在であったが,世界を知り,正当性を否定してしまったため,レースから離脱していった.2012/01/06

金吾

11
金正日存命間にかかれた本であり、当たるも八卦外すも八卦のところはありますが、金一族の権力奪取の概要がわかりました。また金正男が予想以上に正日に愛されていたらしいこと、しっかりした意見を持っていたことに驚きました。2020/03/25

しょうたろう

4
北朝鮮がどのように成立したのかを知らない人は読んでみると良いでしょう。金日成がどういう人物であるかがよくわかります。ソ連との関係をもう少し詳細に書いてほしかったとは思いますが。2012/02/04

晴れ女のMoeco

3
はい、期待外れ。全体的に資料の羅列って感じで、今後の分析が弱いように感じた。しかも前半は金ファミリーの伝説みたいなものばっかり。金正日が認知症を患ってたというのは興味深かったけど。北朝鮮が崩壊しない1番の原因を韓国のせいにしていたけれど、私はやっぱり中国だと思うなぁ。しかし現在左翼が強くなっているという韓国が、北朝鮮を吸収という形で統一したら、東アジアのパワーバランスはどうなるんでしょう。2012/07/01

ぷりん

3
金日成以前の人物(先祖)まで言及している本に初めてお目にかかった。後継者としての環境が正一と正恩とでは大きく違うのは注目すべき点だと思う。2012/02/06

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