文春新書
「いい人に見られたい」症候群―代償的自己を生きる

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  • サイズ 新書判/ページ数 236p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166607242
  • NDC分類 141.93
  • Cコード C0295

出版社内容情報

なぜ「いい人」に見られたいのか。周囲の期待通りに「偽りの自分」を生きていると感じる人たちがいる。「代償的自己」をキーワードに説く「自分の人生」を実感できる方法。

内容説明

「偽りの自分」を生きていると感じる―。「期待されている自分像」を懸命に演じながら、一方で、「本当の自分」は別にいるはずと悩む人に贈る、人生を「自分の人生」として実感できる方法。

目次

第1章 「本当の自分」を生きられない
第2章 自我の発達と分裂
第3章 なぜ、代償的自己を生きてしまうのか
第4章 「本当の自分」の正体
第5章 自分になるということ
第6章 自分を生きる
第7章 自分の人生をつくる

著者等紹介

根本橘夫[ネモトキツオ]
1947年千葉県生まれ。東京教育大学心理学科卒業。同大学院博士課程中退。千葉大学教授、東京家政学院大学教授を歴任。東京家政学院大学名誉教授。教育心理学および性格心理学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アイスマン

18
全身全霊を注いで後悔しないものに力を注ぐ事が、人生に活力を与え、満足できる人生とする。 そして、全身全霊を注いでいる限り、結果ではなく、その過程において既に自己実現が達成されているのである。•••との部分が特に印象に残った。確かにそうだと思う。2017/08/19

だいすけ

3
生きることや人生そのものに客観的な意味があるわけではない。自分で主体的に目的や目標を設定し、その達成を追求する行動の中に、生きる意味や人生の意味が生み出されてくる。2017/09/05

太鼓の達人

3
人にどう思われるかばかり考えて本当の自分じゃない崇高な自分を演じては罪悪感に苛まれ、いつか化けの皮が剥がれるんじゃないかと思って人との関係も避けてきたので、かなり刺さる本だった。どうしてこんな生き方しか出来ないんだろうと悔やんできたけど、こういう生き方をせざるを得なかったと言ってもらえて楽になった。演じてきた自分も、自分の人生の直線上にあるれっきとした自分と捉えていいことに心が軽くなった。2016/01/25

kuboji

3
ここまでじゃない、とは思うけど、案外「それわかる」ってのもあった。かなり応援してくれてるので、ほんとに苦しい人が読んだほうが効果ありかと。2010/07/25

草衣

2
自分に当て嵌まることだらけで大変参考になりました。あなたはこうなんですよで終わってしまうだけじゃなくて、今の自分を肯定し、さらに好きになっていくための方法が書いてあるのも有難い。2015/04/23

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