内容説明
しんにょうの点は一つか二つか、新しい漢字を創作することはできるのか?小学生から戦前の教育を受けた御老人まで、日ごろの疑問に漢字の権威が責任を持ってお答えします。
目次
「馬」や「犬」、「象」「鹿」という漢字は象形文字なのに、同じ動物を表す漢字でも、「猫」や「狐」「狸」ではケモノヘンがついているのはなぜですか?
私の知人の「たかはし」さんは普通の「高橋」ではなく、あまり見かけない字形で書くことになっています。普通に「高橋」と書くと機嫌が悪くなることすらあるのですが、なぜそんな書き方があるのでしょうか?
新常用漢字の試案のなかに「しんにょう」の形を含んだ漢字が三つありますが(「遜」「遡」「謎」)、いずれもしんにょうの点がふたつになっています。これまでの常用漢字では「道」とか「進」のように点がひとつだったのが、これからは点ひとつとふたつが混在することになるのでしょうか。また点がひとつとふたつではどうちがうのですか。どちらかが正しいとかまちがっているとかいえるのでしょうか。
漢字って、いつごろできたものですか?またいま見られる最古の漢字って、どんなものですか?
漢字はなぜ「漢字」というのですか?漢王朝の時代に作られた文字だからそう呼ぶのですか?〔ほか〕
著者等紹介
阿辻哲次[アツジテツジ]
1951(昭和26)年、大阪市生まれ。京都大学大学院文学研究科博士後期課程修了。京都大学大学院人間・環境学研究科教授。中国文化史を専攻、主として甲骨文字など古代文字学の知見とパソコン・ワープロ等の現代テクノロジーの媒介としての漢字を研究する。国語審議会第22期委員として、「表外漢字字体表」の作成に従事。現在は文化審議会国語分科会委員として、新常用漢字表の作成に参加(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
有理数
金監禾重
𝓚𝓸𝓉𝓸
てながあしなが
ホンスキー