内容説明
野放図な競争社会はウンコ地獄だ。人間は本来、不完全で愚かなもの。弱くても、いいじゃないですか。世間をバカにして幸せになろう。仏教に学ぶ、楽しい生き方のヒント集。
目次
１章 「宗教」とは何か？（仏に一億円を支払いますか？；あなたがガンになったとき ほか）
２章 「地獄」とは何か？（天国は死後の世界ではない；地獄なんて、どうだっていい ほか）
３章 「餓鬼」とは何か？（餓鬼道に堕ちた目連の母；「もっと、もっと」は多財餓鬼 ほか）
４章 「畜生」とは何か？（社奴か社畜か？現代のサラリーマン；醇風美俗の奴隷制度 ほか）
５章 「人間」とは何か？（「阿修羅の正義」にこだわるな！；弱者の味方をするのが宗教 ほか）
著者等紹介
ひろさちや［ヒロサチヤ］
１９３６年、大阪府生まれ。東京大学文学部印度哲学科卒業。同大学院博士課程修了。仏教研究者。１９６５年から８５年まで気象大学校の教壇に立つ。現在、大正大学客員教授。キリスト教、イスラム教、ユダヤ教、神道におよぶ該博な知識、わかりやすい評論を基に、仏教を身近なものに取り戻す活動を続けている（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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GX
4
ご専門の仏教だけでなく、キリスト教など、他の宗教についても解説をされていて、とてもよくわかりました。ちょうど、映画”パウロ 愛と赦しの物語”を観たところで、映画のテーマを理解する上も、とても参考になりました。2018/12/01
pom
4
相変わらずのひろさちや節ですが、この本は素直に頷けるところが多かった。道徳は強者に都合よく出来ている。私も仕事最優先にしてしまうけど奴隷根性がしみついているのかも、と我が身を振り返った。人間は不完全で愚かと皆が認め合うことで足を引っ張りあい空気を読みあうこの世の中がちょっと生きやすくなるのかも2015/04/30
さだはる
3
文章で表現するには、容易くはない内容なのでしょう。かなり苦戦されているように感じました。言葉の選び方が、あんまり良くないんじゃないかな。言わんとしている事は行間から汲み取れますが、その言葉で表現するのはちょっと違うのではと思わされる部分が多々ありました。2016/04/05
草食系教師
3
競争社会は地獄だ。ただ、不必要ではない。しっくりきた。こどもたちはこの地獄になれすぎて、自分が一番である状態でないと満足できなくなっているという話を思い出した。2013/10/06
三崎口@ネットつないだら本格復帰します
2
久しぶりに読んだ。内容忘れてたけど俺は著者と似た考えしてる、この本の影響受けてたのかなー。社蓄が読んだらどんな感想になるんだろう？気になる2012/02/23
