内容説明
若き日の昭和天皇に政治を指南して、首相を二度つとめ、日本の将来を真摯に憂えた巨人政治家。その一方で文学と食を愛し、三人の若い「妻」をもったエピキュリアンの人生。
目次
第1章 青年公卿の維新体験
第2章 あこがれのパリ
第3章 伊藤博文に見出される
第4章 政界入り―日清戦争
第5章 二度の組閣と元老の仲間入り―日露戦争・第一次世界大戦
第6章 パリ講和会議
第7章 元老の自覚―元老山県有朋の死
第8章 昭和新帝への期待と不安―老練な政治指導の落とし穴
第9章 老熟と誤算―ロンドン条約・満州事変
第10章 最後の御奉公―国際連盟脱退と二・二六事件
第11章 すべては「小夢」―日中戦争の拡大
著者等紹介
伊藤之雄[イトウユキオ]
1952年福井県生まれ。京都大学教授。京都大学大学院文学研究科博士課程満期退学。京都大学博士(文学)。確かな史料にもとづいて、明治維新から現代までの政治家の伝記を執筆するのをライフワークとする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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