内容説明
戦後民主主義に学生運動、消費の申し子。これがマコトの団塊像か?憎まれっ子世代の本質を実証的に語り、往時に思いを寄せ、生き方を模索する。抱腹、呻吟、落涙のエピソード満載。
目次
第1章 こういう現在は、ああいう過去から
第2章 団塊とベビーブーマーズの自分史
第3章 履歴書は「賞罰アリ」
第4章 団塊「第二の性」を生きて
第5章 「ひとりぼっち」へ向かう旅
第6章 トシをとるためのデザインとプラン
著者等紹介
山口文憲[ヤマグチフミノリ]
1947年、静岡県浜松市生れ。エッセイスト。出発はベトナム反戦運動。当時の「朝日ジャーナル」への寄稿をきっかけに、20代前半でライターの道へ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
団塊シニア
43
戦争、フォークソング、2007年問題と多岐にわたる団塊論、同世代から熱い視線を送られるようになった人物として「小田和正」に言及してるところは共感できます。2014/10/02
やいとや
0
買ってから10年経って読むとは……。団塊の2007年問題はどうでもよい。団塊の方々は実際に会った人々はやはり鬱陶しいが、山口文憲、関川夏央、呉智英らは楽しく悲しい団塊世代で好きになれる。道浦母都子の話とか鈴木紀夫の話とか、この時代の知らないことをその人々の生真面目さとともに語れる人物はそうそういないのではないか。亀和田武の堕落の話もよい。2016/09/15
readtuktuk
0
「団塊の世代」とは終戦直後の1946年〜1950年に生まれたベビーブーマーたちのこと(ジョージ・W・ブッシュも〈今日の世界を見渡して、およそこのくらいハタ迷惑で「有害」な団塊オヤジというのもおそらくほかには例があるまい〉と書かれている)。著者の山口文憲(1947年生)が軽妙な語り口で、資料を駆使し、この世代が何を体験してきてかを描く。2008/12/17
-
- 和書
- 日本の野菜文化史事典