文春新書<br> 子どもが壊れる家

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文春新書
子どもが壊れる家

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  • サイズ 新書判/ページ数 187p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166604708
  • NDC分類 368.7
  • Cコード C0295

内容説明

少年犯罪加害児童の生育歴に、法務省東京少年鑑別所・元法務教官の著者が迫る。共通点は親の過干渉と、予想を上回るゲームの悪影響。子育て不安の時代に、指針となる一冊。

目次

第1章 「普通の家庭」で犯罪が起きた(少女たちの凶行;平成十五年の衝撃 ほか)
第2章 加害者が育った家(少年Aの親子像;嘘泣きを覚えたA ほか)
第3章 過干渉とゲーム(母乳を与える期間;「もう一人の自分」の形成 ほか)
第4章 子どもを飼う親にならないために(やはりゲームがきっかけになる;金沢市夫婦殺害事件 ほか)
資料編 前頭前野活性化とゲームのレーティング(お手玉と読み書き計算;ゲームのレーティング(格付け)について ほか)

著者等紹介

草薙厚子[クサナギアツコ]
法務省東京少年鑑別所元法務教官。退官後、地方局アンウンサーを経て、ブルームバーグL.P.に入社。テレビ部門アンカー、ファイナンシャル・ニュース・デスクを務め、フリーランスとして独立し、ジャーナリストに。テレビ、ラジオ番組のコメンテーターとしても活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

阿呆った(旧・ことうら)

25
多くの人の記憶に刻まれていると思われる、ニュースで大きく報道された少年犯罪の家庭の背景を考察したもの。◆少年犯罪は『貧困によるもの→社会への反抗→遊び型→「幻想型非行」』へ変化 ◆幻想型非行を行う子どもの家庭背景や本人の特徴『1.母乳を与えられた期間の短さ 2.母による厳しいしつけ、過干渉と父親の存在感のなさ 3.過干渉により「もう1人の自分の形成」され次第に攻撃性を強めていく 4.テレビやインターネット、ホラーの幻想世界にのめり込む5.解離性障害 現実と空想の境界線が曖昧』2017/01/18

8
子供を持つ親の立場としては気になるタイトル。う〜〜ん、これが本当なら 今の小学生ってけっこうヤバいよね。ゲームしない子のほうが圧倒的に少ないと思うし、5歳児にしてDS持ってる息子って…(T_T)親子の時間を今以上に大切にしようって思う。2011/02/15

たこやき

6
とにかく、無茶苦茶。「ゲーム脳」説を信奉してみたり、統計的な嘘を真実のように書いてみたり…etc、etc…。ゲームの脳に与える影響について、川島隆太「癒し効果が期待出来る」、森昭雄「そんなものない」→ゲームは悪影響、とする辺り、都合の良い部分だけをかき集めているとよく分かる。

パピコ

4
少年Aをはじめとする、10代の殺人を犯した子供達の、生い立ちや家族構成・家庭環境を分析。なぜ犯罪を起こす子になったのかを、わかりやすく説明してある。犯罪者達の家庭には共通点があり、とても興味深い。 親の影響力は絶対だ。2016/10/26

ほっしー

4
子供が壊れるのはゲームのせいだ!と、支離滅裂な論理やキワモノ事件の引用で武装して主張したいだけの本 なんの参考にもならなかった。

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