内容説明
9・11テロからイラク戦争へ突き進んだアメリカのブッシュ政権の根幹をなす「ネオコン」思想の骨子はあるシンクタンクによって作られた。一九六〇年代に頭角を現わしはじめ、大統領選挙から政権運営まで、歴代大統領と密接な関係を築き上げてきた「シンクタンク」は、二一世紀になった今、アメリカの現代政治を語る上で無視できない存在となった。「影の内閣」にもなりうる政治エリート集団の実態とは?そして、そのパワーの源泉とは何か?二〇〇四年の大統領選挙を考える上でも必読の一冊。
目次
第1章 シンクタンクとは何か(ワシントンの名脇役;シンクタンク類型 ほか)
第2章 「大統領誕生」と「回転扉」(政策と政治の間で;ポリティカル・アポイントメントの重み ほか)
第3章 六大シンクタンク創世記(シンクタンク・ビジネスの巨星―ヘリテージ財団;ビジネス保守の砦―エンタープライズ公共政策研究所(AEI) ほか)
第4章 時代はビジネス(大企業としてのシンクタンク;「501(C)3」とは何か? ほか)
第5章 二一世紀の政策プロデューサー(深夜のTV番組からアイディアを得て…;社会保障民営化論議をリードする ほか)
著者等紹介
横江公美[ヨコエクミ]
1965年、名古屋市生まれ。明治大学経営学部卒。1994年に松下政経塾に入塾(15期生)。その間、プリンストン大学客員研究員、ジョージ・ワシントン大学客員研究員として、アメリカ大統領選を中心に世界の選挙の実地研究を行う。現在、「PACIFIC21」代表。政策、世論調査、広報戦略に関するコンサルタントを行っている
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