文春新書<br> 大正デモグラフィ―歴史人口学で見た狭間の時代

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文春新書
大正デモグラフィ―歴史人口学で見た狭間の時代

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  • サイズ 新書判/ページ数 242p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166603589
  • NDC分類 334.2
  • Cコード C0221

内容説明

「デモグラフィ」とは、出生・死亡・移動などの人口統計全体、あるいは人口の研究を指す言葉である。つまり本書は、新たに発掘された史料、進展してきた歴史人口学の成果を踏まえ、大正期を人口という窓を通してながめてみよう、という意図のもと書かれた。その視点で検討してみると、従来「デモクラシィ」の時代と呼び習わされてきた大正期も、かなずしも明るく進んだ面ばかりではなかったことが分かる。大正時代を捉え直す意欲的な試みである。

目次

第1章 明治と昭和の狭間で
第2章 大正期の全国人口
第3章 第一次世界大戦と戦時景気
第4章 大正五年の出生力
第5章 死亡率上昇―女工と結核
第6章 スペイン・インフルエンザ
第7章 人口指標のいろいろ
第8章 国勢調査
第9章 大正末年の人口

著者等紹介

速水融[ハヤミアキラ]
1929年生まれ。慶応大学卒。同大学教授、国際日本文化研究センター教授を経て現在、麗沢大学教授。専攻は日本経済史、歴史人口学。2000年、文化功労者に

小嶋美代子[コジマミヨコ]
青山学院大学卒。東洋英和女学院大学大学院社会科学研究科を経て、麗沢大学大学院国際経済研究科博士課程修了。現在、慶応大学国際センター勤務。経済学博士
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