食べる人類誌―火の発見からファーストフードの蔓延まで

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  • サイズ B6判/ページ数 416p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784152085061
  • NDC分類 383.8
  • Cコード C0020

内容説明

歴史上どんなときも、人間の行動を支えてきたのは食の営みであった。むしろ、食こそが歴史を動かしたと言っても過言ではない。本書では、人類史に大きな影響を与えた「8つの食の革命」を明かすと同時に、古今東西に語り継がれる数々の謎を徹底的に分析する。栄養学的にみるカニバリズムの意味とは?人種差別はテーブル・マナーからうまれた。電子レンジがもたらす社会・文化の崩壊とは?…世界的に著名な歴史学者である著者が、数々の驚くべきエピソードも満載し、「食」を軸に、人類文化の歴史を読みとく。さらに、その延長上にある、現代社会との接点をも明らかにし、われわれの生活のあり方に鋭くメスを入れる。過去、現在、未来にいたる人類と食との深い関係を見つめ直す壮大な書。

目次

第1章 調理の発明―第一の革命
第2章 食べることの意味―儀式と魔術としての食べ物
第3章 食べるための飼育―牧畜革命:食べ物の「収集」から「生産」へ
第4章 食べられる大地―食べるための植物の管理
第5章 食べ物と身分―不平等と高級料理の出現
第6章 食べられる地平線―食べ物と遠隔地間の文化交流
第7章 挑戦的な革命―食べ物と生態系の交換
第8章 巨人の食料―十九世紀と二十世紀の食べ物と産業化

著者等紹介

フェルナンデス=アルメスト,フェリペ[フェルナンデスアルメスト,フェリペ][Fern´andez‐Armesto,Felipe]
クイーン・メリー大学、ロンドン大学の特別研究員、オックスフォード大学現代史学科研究員を務めるほか、アメリカやヨーロッパ各国のさまざまな大学で講演を行なう。編者を務めた『世界探険歴史地図』は、英国図書館協会賞を受賞した

小田切勝子[オダギリカツコ]
1962年北海道生まれ。京都大学文学部哲学科卒。翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゴミクズ

2
文字がびっしり書かれてて、ちょう難しい本ですね2021/12/21

やきそらまめ

1
近現代の話が1番面白かったかなあ。欲しい皿に微妙に箸が届かないもどかしさ。涎の量でサヴァランにも小泉武夫にも遠く及ばない。2010/08/14

Tomomi Hori

0
食の歴史学は数多くも、コンパクトかつ事例豊富なこの本、大好きだ。

numainu

0
評価D2003/09/01

うえだ

0
全体を俯瞰するためか、エピソードが語られそうな良いところで次のネタに行ってしまう・・その先が読みたいのに〜。2010/02/11

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