内容説明
明治初年、新聞の歴史とともに歩みを始めた死亡広告。当初は、友人たちが喪主になり代わって新聞に載せるのが通例だったが、意外にも、そこに「黒い枠」はなかった!明治から平成まで激動の世を生きた有名人無名人の黒枠広告は、人生の到達点であると同時に、日本人の生き方・死に方の表現でもあった。かつて黒枠広告取りに携わった経験をもつ筆者にして、初めて書くことのできたノンフィクション「黒枠広告のすべて」―。
目次
第1章 「黒枠広告」担当が走る
第2章 平成篇―昭和を生き抜いた人びと
第3章 明治篇(上)―そのとき、黒い枠はなかった
第4章 明治篇(下)―御大喪と殉死で終わった明治
第5章 大正篇―明治と昭和のはざまで
第6章 昭和篇(上)―自殺・暗殺・新型爆弾
第7章 昭和篇(下)―戦後史を彩った人びと
著者等紹介
舟越健之輔[フナコシケンノスケ]
1942年、福岡県直方市生まれ。十六年間の広告代理店勤務を経て81年フリーに。現在、ノンフィクション作家、国学院大学文学部講師
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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