内容説明
なぜ現代日本人は自分の国の「古典」を原文で読めなくなってしまったのか?明治四十五年(大正元年)に、与謝野晶子の「口語訳」が出版された時点から、皮肉なことに『源氏物語』の凋落と「日本の古典文化」の衰退が始まった。本書は、文豪たちの「古典力」という観点からの探究である。彼らや彼女たちと古典文学とのかかわりを追究することは、そのまま現代文化のあり方を考える指標ともなる。
目次
1 夏目漱石の古典引用術(正岡子規との友情;漱石俳句と『源氏物語』 ほか)
2 森鴎外の抵抗(「雨夜の品定め」の水脈;運命の女・夕顔 ほか)
3 物語を生きた女・樋口一葉(女性作家たちの肖像;物語としての『一葉日記』 ほか)
4 尾崎紅葉の醒めた視線(『源氏物語』を読み通した紅葉;初期作品『夏痩』のヴェールを剥ぐ ほか)
5 パンドラの箱を開けた与謝野晶子(「男の読み方」と「女の読み方」;晶子の「口語訳」の功罪 ほか)
著者等紹介
島内景二[シマウチケイジ]
1955年、長崎県生まれ。東京大学法学部に在学中、源氏物語と現代短歌の魅力に目覚めて文学部国文学科に転進。同大学院博士課程修了。『源氏物語の影響史』(笠間書院)で博士号取得。電気通信大学助教授
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