文春新書
情報エコノミー

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  • サイズ 新書判/ページ数 206p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166602018
  • NDC分類 007.3
  • Cコード C0233

内容説明

アメリカの十年に及ぶ好況はニュー・エコノミーともてはやされ、IT革命の成果による繁栄と謳われて、日本経済の停滞をこの革命の立ち遅れに求める見方が多かった。だが、果してそうだろうか。本書は情報の歴史を経済的側面からたどり、その最新段階としてのIT革命を分かりやすく分析。それがもたらす経済社会と新しい経済学への変貌を描くことで、IT革命の日本的展開のありかたを明示する。IT社会を生き抜くための、この一冊。

目次

第1章 歴史の中の情報エコノミー(前情報社会;第一情報社会;地球ネットワークの時代;新段階としてのIT革命)
第2章 IT社会の経済学(基本的性格をどう捉えるか;「知価社会」化は起こらない;一物一価への道―B2Bはデフレにつながる;変わる後発国発展の枠組み)
第3章 ニュー・エコノミーの誤算(「千年王国」はどのように出現したか;IT革命対資源・エネルギー経済;ニュー・エコノミーが残したもの)

著者等紹介

吉川元忠[キッカワモトタダ]
1934年、兵庫県に生まれる。58年、東京大学法学部を卒業し、日本興業銀行に入行。産業調査部副部長などを歴任した後、コロンビア大学客員研究員を経て、現在、神奈川大学経済学部教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

15
もう13年も前に出版された本ですが、現在の状況と比較すると当時言われていたことが結構あてはまっているのを感じます。とくにIT社会の経済学でいわれているは、今まさにその通りとなっている気がします。B2Bはデフレにつながるといっているのですが今がその通りの感じだと思います。2014/09/10

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