出版社内容情報
時には犯罪や保険金請求、相続などと係わる人の死に方について、死因究明や死後経過時間の推定など、法医学の現場を平易にあかす
内容説明
病死、交通事故死、溺死、焼死、圧死、窒息死、中毒死、転落死、落雷死、感電死、自然死、自殺、他殺、戦死…。人がいつ、なぜ、どのように死ぬのかは、保険金請求や相続、交通事故の処理や犯罪との関わりなどで、大切な意味を持つことがある。本書は、死因究明や死後経過時間の推定など、知られざる法医解剖の現場を、豊富な実例に則して平易に描き、制度やしくみも紹介。脳死や安楽死、尊厳死にも触れて、生死をめぐる人間模様を浮き彫りにする。
目次
第1章 ひとの「死因」
第2章 人体解剖における検査
第3章 犯罪と司法解剖
第4章 傷害の診断と鑑定
第5章 監察医の仕事
第6章 民事裁判と法医学
第7章 脳死と安楽死・尊厳死