内容説明
思い込まれた「常識」や、与えられた「情報」は、我々にとってどこまで有効なのだろうか?我々がつくり上げてきた歴史は、当事者性を手放した時点で社会から逸脱してしまった。我々が直面する問題から、当事者としてのアジア、世界との関係性を改めて問い直す。
目次
国家資本主義が蔓延する中で友愛共和主義を唱える
「脱大資本主義」のすゝめ
「大」と「帝」―憲法と東アジア・琉球
欧州における危機の根源とは何か―新たな戦争の策動と米・NATOの対ロシア戦略
鮮明になった日本の植民地主義―本土国民が沖縄を黙殺することの意味
米朝和平プロセス重大岐路に―転換迫られるトランプ外交
安倍内閣と危機に瀕する文民統制―自衛隊加憲論と自衛隊組織改編論に絡めて
植民地責任としての「基地引き取り」―一人の在外日本人の心のジャーニー
植民地主義(コロニアリズム)型国家からの転換―「3・11」後の日本像
日米合同委員会―日本の主権を侵害する「密約機関」
朝鮮半島和解のダイナミズムと東アジアの平和秩序の構築
著者等紹介
鳩山友紀夫[ハトヤマユキオ]
1947年生まれ。一般財団法人東アジア共同体研究所理事長、公益財団法人友愛理事長、国際アジア共同体学会名誉顧問、日本ロシア協会最高顧問
木村朗[キムラアキラ]
1954年生まれ。鹿児島大学法文学部教授。日本平和学会理事、東アジア共同体・沖縄(琉球)研究会共同代表、東亜歴史文化学会副会長、国際アジア共同体学会常務理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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