出版社内容情報
不適切な関係、ユーロ、不審船、インターネット……現代のキーワードを駆使して、来るべき世紀に生き残るための条件を描破する
内容説明
世界経済で一人勝ちをおさめたアメリカの秘密はどこにあるか。その傲慢さは、ヨーロ・ランドへの道を突きすすむ欧州諸国との死闘にどう作用するか。変貌しつづける国際社会で日本の生き残る道はあるのか。不適切な関係、ユーロ、不審船、インターネット、ＶＳＣ…国境なき社会の到来をいち早く見抜いた著者が、現代のキーワードを駆使して、来るべき世紀に栄える国と人のかたちを描破する。
目次
プロローグ 不確定性原理の世紀
第１章 今、なぜアメリカか？
第２章 ボーダレス社会の国のかたち
第３章 後退なきユーロへの道
第４章 ヨーロッパ維新
第５章 変貌する国際社会
第６章 日本経済回復のために
エピローグ ハイゼンベルク社会に向けて
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kei
12
これまでの大前さんの主張がコンパクトに纏められている。それぞれの主張も高度に要領よく纏められていて、新書だけど薄っぺらいという訳では全然ない。大前さんの本もこれで30冊目。半年足らずでこんなに読むのは相当思想や主張に影響を受けているのだと思う。自分ももっと活躍出来るような人物になりたいと思った。2016/06/01
Hiroshi Matsui
0
まず最初に、この本、少し古い。９・１１以前、小泉以前に書かれたものです。周知の通り、９・１１の前と後では、世界はずいぶん変わった。また小泉前と小泉後(まだわからないが)もだいぶ変わるだろう。その為、若干、現状との相違があるが、まぁこの著者の描く今後のストーリは「こんなところだろう」と同意できる。この本で言う21世紀維新とはサイバー･スペースとリアル･スペース、両方を取り込み成功しよう！というところか。2006/09/13
ken
0
珍しく大前本文春新書。割と本作はリテラシーが求められる。日本の将来を大局的に見渡すには何が必要かじっくり考えたい。2010/05/29
