文春新書<br> 聖母マリア伝承

文春新書
聖母マリア伝承

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 213p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166600618
  • NDC分類 192.8
  • Cコード C0216

出版社内容情報

聖書にはほんの僅かしか記述のない聖母マリア。彼女はどのようにしてイエス・キリストその人を、はるかにしのぐ大衆的信仰をかちえたか?

内容説明

二十世紀になってからも四百回を越える「ご出現」。伝えられる事績は奇蹟の治癒ばかりではなかった。母性、エロスの象徴として男たちの憧憬の的に。かと思えば、古くは国王の軍神、冷戦下には自由の女神。聖書には僅かの記載しかない宗教界不世出のヒロインは、いかにしてイエスその人を凌ぐ大衆的人気をかちえたのか。さらにまた、イスラム教のマリアとは?―人間の本性に宿る「母なるもの」への希求の物語を、数多くの故事・伝承と絵画で紡ぐ。

目次

第1章 マリア讃歌
第2章 処女懐胎の謎
第3章 イエスの誕生
第4章 描かれたマリア
第5章 聖母伝説の形成
第6章 「奇蹟」のマリア

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

遊未

5
内容的にはこれまでどこかで取り上げられてきたことばかりで、特に掘り下げてもいない。それを不愉快な言葉で綴るのも才能か?読んだ人には、この本の中で「・・・宗教は宗教として尊重すれば良いのではないか。」(著者の言葉ではない)ということだけを受け止めてほしい。 2015/04/01

ユーディット

4
久しぶりにトンデモ本に出会った。こんなこと書いて訴えられないのは日本だからか?と思うような箇所が何箇所もあり、不愉快な文章だという印象は他の人の読後感想にもみつかった。「言論の自由」が取り違えられていないか?という疑問が投げかけられる現在、こういう本を素直に受け取る読者が少なからずいると推測されるのが恐ろしい。モハンマドをどんなに下劣に描いても構わないとは思わないし、マリアも同じこと。続きはhttp://tutto-italia.seesaa.net/2015/03/22

OKKO (o▽n)v  終活中

4
図書館 ◆お勉強の一環として ◆マリア信仰は土着民間信仰的なものだと思うのだけれど、それにしてもまたここでも「発見譚」にカギがあるなあと。パターン化している理由があったはずだが、どの本に書いてあったか忘れてる ◆3月20日、鎌倉のインド屋で「グァダルーペの聖母グッズ」を大量に発見。世界のマリア様発見譚同様、通り過ぎようと思ったら店の奥から呼ばれたんだよね、「寄ってらっしゃ~い私はここよ~」って。キッラキラの「グァダルーペの聖母ピアス」買って、一ヵ月後の研究計画発表会に向けて臨戦態勢は整ったぜぃ!!2015/03/16

陽香

0
19990901

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/230432
  • ご注意事項