出版社内容情報
世間への愚痴ばかり綴った古川緑波、病床グルメの正岡子規など、藤原定家から大宅壮一まで日本人の日記の興味深い部分を堪能する
内容説明
徳冨盧花の破天荒の自己暴露、赤裸々な性描写を妻に気づかれぬようローマ字で綴った石川啄木、落ち目になってから世間への愚痴ばかり書いた古川ロッパなど、日記のさわりを覗いて楽しもうという趣向です。藤原定家から山田風太郎まで、木戸幸一や小津安二郎のほか、主に近代以降の日本人たちが大勢登場します。日記はいつ書かれ、なぜ隠し、なぜ天候にこだわるのか、といったキーワードを軸に震災・獄中・病中日記から夢日記も含め、多彩な人々の日記を味わいながら、日本語の妙技も逆説的に堪能できる本。
目次
第1章 日記はいつ書くのか
第2章 天候・気象のこだわり
第3章 災厄の中で―震災日記・獄中日記・病中日記
第4章 日記はなぜ隠すのか
第5章 夢日記の魔力
第6章 同日日記の並べ読み
第7章 文語体・候文・口語体
第8章 戦いのさなかで
第9章 日記にあらざる日記



