文春新書<br> エルヴィス・プレスリー―世界を変えた男

文春新書
エルヴィス・プレスリー―世界を変えた男

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  • サイズ 新書判/ページ数 214p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166600298
  • NDC分類 767.8
  • Cコード C0223

出版社内容情報

1950年代、古き良き時代のアメリカを一人の若者が一変させてしまった。ロックが誕生した瞬間からその死までの波瀾万丈の物語

内容説明

白人と黒人の壁を打ち破る新しい音楽によってアメリカ文化を根底から変えたエルヴィス・プレスリー。突然あらわれ、突然消えた男の42年の生涯は何に捧げられたものだったのだろうか。

目次

プロローグ 1954年夏
第1章 誕生
第2章 故郷からの脱出
第3章 初めての決心
第4章 新しい音楽を
第5章 運命の日
第6章 「あなたの故郷でエルヴィスは歌ったか」
第7章 死への道筋
エピローグ 1977年以降

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Gen Kato

4
正直、すごさが今イチわかっていない世代なのだけれど、興味がわいて読んでみました。「こういう風に書いてあるけど、どんな曲だろう?」と思った次の瞬間にYouTubeで調べて聴くことができる良い時代。若き日のカッコよさも映像で実感できて、プレスリーのこと、もっと深く知りたくなりました。2020/08/29

はな

4
エルビスはロックンロールの原型を生み出し、音楽を通じて世界の在り方に影響を与えた。黒人差別など古き良きアメリカの常識を白人が黒人のように歌う事で、若者が黒人音楽を聴く自由を勝ち取って行ったのだ。後に公民権運動が盛り上がり、新しいアメリカが形成されていく事にロックンロールが深く精神的に関与していたのだと思う。エルビスは極貧で黒人社会と近かった故に、教会でゴスペル音楽に親しむなど後に開花する音楽性を子供の頃から育んでいたのだ。これはある意味奇跡のような偶然が沢山重なって天才エルビスが誕生した。素晴らしい伝記。2018/12/27

転輪王

1
最近、曲を聞いたので興味が湧いて。当初より「貧しいアメリカ人」らしい暗さである。父親もダメだが、母親は脆く再生不可能な女性というか。エルヴィスがそれでも両親を支えて夢を掴んだことに驚き、頭が下がる。音楽的才能としては「こんなんで大丈夫なの?」ぐらいに子供の頃から神童でもなんでもない感じ。ただ黒人・白人から滑らかに種々の音楽を吸収したことは納得できる。最終的に白人若者の黒人文化への関心に火を点けたが、それだけでなく南部の白人女性の精神をも解放していた、というのも感嘆した。2020/07/09

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